あさイチで巡る京都・宇治、任天堂の「遊びの歴史」を体験できる場所
2026年10月8日放送のNHK「あさイチ」愛(め)でたいnipponは京都・宇治を特集。平等院だけではない宇治の魅力として、国宝建築や宇治抹茶とともにゲームメーカーの博物館が取り上げられます。
京都府宇治市にある「ニンテンドーミュージアム」は、花札からNintendo Switchまで、任天堂が生み出してきた娯楽の歴史を展示と体験の両方から楽しめる施設です。
しかも建物は、もともと任天堂の玩具やトランプ、かるたなどに関わってきた「宇治小倉工場」。ゲーム機だけを見る博物館ではなく、任天堂が長い時間をかけて「遊び」を作ってきた歴史そのものをたどれる場所になっています。
この記事でわかること
- ニンテンドーミュージアムの料金と予約方法
- 場所・営業時間・電車でのアクセス
- 巨大コントローラーや花札など館内でできる体験
- 宇治小倉工場がミュージアムになるまでの歴史
ニンテンドーミュージアムの料金・予約・アクセス
出典:ニンテンドーミュージアム
ニンテンドーミュージアムは、京都府宇治市小倉町神楽田56番地にあります。
入館は事前予約制で、基本となるのは抽選販売です。来館日の3か月前から抽選申込が始まり、申込には無料で作れるニンテンドーアカウントが必要です。
抽選後にキャンセルなどで空きが発生した場合は、2か月先までを対象とした先着販売が行われることもあります。2026年10月6日時点では、2027年1月来館分の予約を受け付けています。
入館料金は次の通りです。
- 大人(18歳以上):3,300円
- 中学生・高校生:2,200円
- 小学生:1,100円
- 未就学児:無料
- 営業時間:10:00~20:00
- 休館日:毎週火曜日、12月30日~1月3日
- 火曜日が祝日の場合は営業し、翌水曜日が休館
18歳でも高校生の場合は中学・高校生チケットの対象です。小学生以下は保護者の同伴が必要となっています。
電車でのアクセスも比較的わかりやすく、
- 近鉄京都線「小倉駅」東口から徒歩約5分
- JR奈良線「JR小倉駅」北出口から徒歩約8分
となっています。
注意したいのが交通手段です。一般来館者用の駐車場・駐輪場はなく、自家用車だけでなく、バイク、自転車、タクシーでの来館も受け付けていません。電車などの公共交通機関を利用します。
巨大コントローラーから昔のゲームまで「見る」だけでは終わらない
ニンテンドーミュージアムの大きな特徴は、歴代製品を並べるだけの施設ではないことです。
第1展示棟2階には、任天堂がこれまで発売してきた数々の製品が並びます。一方、1階には過去の遊びを現代の技術で生まれ変わらせた体験展示が用意されています。2025年9月には、ゲームキャラクターの原画や一部開発資料を鑑賞できる「Art Gallery」も加わりました。
代表的な体験には、
- しぐれでんSP
- ザッパー&スコープSP
- ビッグコントローラー
- ウルトラマシンSP
- ウルトラハンドSP
- ラブテスターSP
- ゲーム&ウオッチSP
- ニンテンドークラシック
などがあります。
中でも「ビッグコントローラー」は、歴代ゲーム機のコントローラーを巨大化したもの。2人が協力して1つの巨大なコントローラーを操作することで、知っているゲームでも普段とは違う遊びになります。
「ニンテンドークラシック」では、ファミコン、スーパーファミコン、NINTENDO 64で発売された任天堂タイトルを中心にプレイできます。現在は80以上のラインナップが用意されています。
入館時には1人10コインが付与され、体験ごとに決められた数のコインを使用します。
10コインですべての体験を遊ぶことはできません。行ってから全部を順番に体験するのではなく、「これは絶対に遊びたい」というものを先に決めておくのがポイントです。
1969年に建てられた宇治小倉工場がミュージアムへ
この場所を面白くしているのが、建物そのものの歴史です。
現在のミュージアムがある場所には、1969年に「宇治工場」が建てられました。後に宇治小倉工場と呼ばれるようになり、当初は主に玩具を生産する主力工場として使われていました。
1983年に宇治市槙島町へ新しい宇治工場ができると、小倉の工場は分工場や倉庫として利用されます。
さらに1996年にはトランプやかるたなどの生産を担当。2003年にはサービスセンターも併設され、ゲーム機などの修理に関わるお客様サポート業務も担いました。
2004年に生産部門が移転し、2016年にはサービスセンターも現在の宇治工場へ移転。その後は倉庫として使われていた建物が改修され、2024年10月2日にニンテンドーミュージアムとして生まれ変わりました。
つまり、新しく博物館用に造られた土地ではありません。
かつて実際に任天堂の玩具やカードが扱われていた場所で、任天堂の娯楽の歴史を振り返る。このつながりこそ、宇治にニンテンドーミュージアムがある大きな意味といえます。
任天堂の原点「花札」を自分で作って遊べる
最新技術を使った体験と並んで注目したいのが花札です。
任天堂は1889年、山内房治郎が京都で花札の製造を始めたことから歴史が始まりました。ファミコンよりはるか以前から「遊び」を作ってきた会社です。
館内には、その原点に触れられる2つのワークショップがあります。
「ちょっと、花札を作ろう」では、12か月の絵柄から好きな月を選び、4枚の花札を色塗り、折り、貼り合わせて完成させます。
- 所要時間:約60分
- 参加費:2,000円
- 完成した花札は持ち帰り可能
もう1つの「ちょっと、花札であそぼう」では、花札の「花合わせ」を初心者向けにアレンジした遊びを体験できます。
- 所要時間:約30分
- 参加費:1人500円
- 2人1組で体験
画像認識やプロジェクション技術を使い、花札を知らない人でもルールを理解しながら遊べる仕組みになっています。ワークショップは入館料とは別料金で、来館当日に予約が必要です。
ゲーム機の進化だけではなく、花札から現在まで「人を楽しませる方法」がどのように変わってきたのかを体験できるのが、この施設ならではの面白さです。
カフェ「はてなバーガー」は組み合わせ27万通り以上
館内を回ったあとに利用できるのが、カフェ「はてなバーガー」です。
好きなバンズやメイン、具材などを組み合わせて、自分だけのハンバーガーを注文できます。その組み合わせは27万通り以上です。
オリジナルのHATENA BURGERセットは2,200円から。定番メニューには、WASABIビーフバーガーやすきやきバーガー、西京焼きバーガーなどもあります。
営業時間は10:00~20:00、ラストオーダーは19:15。カフェはミュージアム内にあるため、入館チケットを持っている人だけが利用できます。
ショップ「ボーナスステージ」でも、ゲームの世界やキャラクターをテーマにしたグッズのほか、ニンテンドーミュージアムならではの商品が販売されています。こちらも入館者限定です。
ニンテンドーミュージアムの実用情報
実際に訪れる前に押さえておきたい内容をまとめます。
- 施設名:ニンテンドーミュージアム
- 所在地:京都府宇治市小倉町神楽田56番地
- 営業時間:10:00~20:00
- 休館日:毎週火曜日、12月30日~1月3日
- 大人料金:3,300円
- 中学生・高校生:2,200円
- 小学生:1,100円
- 未就学児:無料
- チケット:事前予約制・抽選販売
- 予約:来館日の3か月前から受付
- 近鉄小倉駅:東口から徒歩約5分
- JR小倉駅:北出口から徒歩約8分
- 一般来館者用駐車場・駐輪場:なし
- ワークショップ:当日予約・別料金
最新の受付状況や営業時間は、来館前に公式サイトで確認しておくと安心です。
まとめ
ニンテンドーミュージアムは、懐かしいゲームを並べただけの施設ではありません。
1969年から任天堂の玩具、トランプ、かるたなどに関わってきた宇治小倉工場の土地を受け継ぎ、花札から家庭用ゲーム機へと続く任天堂の「遊びの歴史」を、実物と体験の両方からたどれる場所です。
巨大コントローラーを2人で操作したり、昔のゲームで遊んだり、任天堂の原点である花札を自分の手で作ったりと、世代によって違う「懐かしい」が見つかるのも魅力。
京都・宇治というと平等院や宇治抹茶の印象が強い場所ですが、ニンテンドーミュージアムの誕生によって、ゲームやものづくりの歴史を目的に訪れる新しい宇治の楽しみ方も生まれています。
参考リンク
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