記事内には、広告が含まれています。

子どもの歯磨き粉のフッ素濃度と適量|0〜2歳・3〜5歳・6歳以上の選び方

「フッ素の量は年齢で変わる」と書かれたアイキャッチ。歯磨き粉の量が異なる3本の子ども用歯ブラシを描いたイメージ写真 健康

子どもの歯磨き粉はフッ素濃度と使う量を年齢別に変える

子どものフッ素入り歯磨き粉は、年齢によって濃度と量を変えるのが基本です。歯が生えてから2歳までは900〜1000ppmを米粒程度、3〜5歳は同じ濃度でグリーンピース程度、6歳以上は1400〜1500ppmを1.5〜2cm使うことが推奨されています。2026年10月27日放送のNHK Eテレ『まいにちスクスク』でも、子どもの歯ブラシと歯みがき剤が取り上げられます。4学会の指針をもとに、選び方と磨いた後の注意点を整理します。

年齢別のフッ素濃度と量|米粒・グリーンピース・1.5cm

日本小児歯科学会など4学会が2023年にまとめた推奨方法では、子どもに使うフッ化物配合歯磨き剤の濃度と量は「最初の歯が生えてから2歳」「3〜5歳」「6歳以上」に分かれています。乳歯か永久歯かだけで決めるのではなく、年齢を基準にするのが分かりやすい方法です。

  • 歯が生えてから2歳:フッ素濃度900〜1000ppmF。1回の量は米粒程度(1〜2mm)。
  • 3〜5歳:フッ素濃度900〜1000ppmF。1回の量はグリーンピース程度(約5mm)。
  • 6歳以上:フッ素濃度1400〜1500ppmF。1回の量は歯ブラシの毛の部分に1.5〜2cm程度。

「ppmF」は、歯磨き粉に含まれるフッ化物イオンの濃度を示す単位です。例えば「1450ppm」と書かれた歯磨き粉は、原則として6歳以上向けの濃度に該当します。乳幼児に同じ濃度を同じ量で使うのではありません。

「幼児向けは500ppm」とする古い資料もありますが、4学会の2023年の提言では2歳までと3〜5歳の推奨濃度が900〜1000ppmに更新されました。年齢に応じた適量を守ることと、適切な濃度を選ぶことをセットで考えます。詳しい数値は日本小児歯科学会の4学会合同推奨方法に示されています。

最初の歯が生えたら使える?うがいができない子への対応

フッ素入り歯磨き粉は、最初の乳歯が生え始めた頃から使えます。日本小児歯科学会は、子どもが嫌がらなければ歯が生え始めてから使用してよいと案内しています。飲み込みが心配な時期ほど、歯磨き粉を多めにつけず、米粒程度の量を保護者が用意することが大切です。

うがいがまだできない2歳までの子は、磨いた後にティッシュなどで歯磨き粉を軽く拭き取ってもよいとされています。水で何度もすすがないと危険だというわけではありません。使用量を守り、歯磨き粉のチューブは子どもの手の届かない場所へ保管してください。

3〜5歳で自分で歯磨き粉を出すのが難しい場合も、保護者が適量を歯ブラシへつけます。磨いた後は歯磨き粉を軽く吐き出し、うがいをする場合は少量の水で1回が基本です。6歳以上も同様に、軽く吐き出して、すすぐなら少量の水で1回にします。何度も口をゆすぐと、むし歯予防に役立つフッ化物が洗い流されやすくなります。

朝と就寝前など、就寝前を含む1日2回の使用が推奨されています。歯磨き粉をつければ磨き残しがあっても大丈夫、という意味ではありません。歯の表面や歯と歯の間の汚れを落とすため、丁寧なブラッシングも欠かせません。

子ども用歯ブラシの選び方|小さなヘッドと仕上げ磨き

子どもの歯ブラシは、口の大きさに合う小さめのヘッドが基本です。日本小児歯科学会は、乳幼児用には歯2本分の幅程度のヘッドで、毛先が丸く加工されたタイプを勧めています。本人が持つ練習をする歯ブラシとは別に、保護者が持ちやすい長めの柄を持つ仕上げ磨き用を用意すると便利です。

また、毛先が外側に広がった歯ブラシは汚れが落ちにくく、歯ぐきを傷める場合があります。歯ブラシの交換は1か月程度を一つの目安とし、毛が広がればそれより早く替えましょう。強い力でごしごし磨くより、毛先を歯面に当てて小刻みに動かすことが大切です。

小学生になっても、奥歯や生えかけの永久歯には磨き残しが起きやすくなります。日本歯科医師会は、小学校2年生ごろまでは仕上げ磨きを続けてもよいと案内しています。年齢だけで急にやめるのではなく、染め出し液などを使い、ひとりで磨けているかを一緒に確認する方法もあります。

乳歯が生え替わる時期は口の中の状態が変わります。歯並びや虫歯リスクに不安がある場合は、小児歯科で歯ブラシの当て方と歯磨き粉の選び方を相談してください。歯の表面を守る仕組みについては、初期虫歯の再石灰化とフッ化物によるセルフケアも参考になります。

まとめ

子どもの歯磨き粉は、歯が生えてから2歳までが900〜1000ppmを米粒程度、3〜5歳は同じ濃度で約5mm、6歳以上は1400〜1500ppmを1.5〜2cmが目安です。就寝前を含めて1日2回使い、うがいは必要なら少量の水で1回にします。歯ブラシは小さめのヘッドを選び、年齢と磨き残しに応じて仕上げ磨きを続けましょう。


気になる生活ナビをもっと見る

購読すると最新の投稿がメールで送信されます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました