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認知症の新常識2026|40代からの難聴対策・PM2.5・飲み物・話し方【林修の今知りたいでしょ!10月29日】

難聴から見直す脳の健康。認知症と聴力の関係を示すオリジナル模式図(実物写真ではありません) 健康

認知症の新常識2026|40代から考える予防と早期発見

2026年10月29日(木)放送のテレビ朝日『林修の今知りたいでしょ!』2時間SPは、「40代から要注意!認知症の新常識マスター!」をテーマに、聴力低下、大気汚染のPM2.5、緑茶に含まれるEGCG(エピガロカテキンガレート)、話し方から気づく変化を取り上げました。

10月29日の放送記録では、聴力低下と補聴器、室内のPM2.5への対策に加え、脳の白質病変との関連が研究されている飲み物は緑茶だと紹介されました。緑茶の淹れ方や、番組で示された注意点を医学研究と区別して整理します。

40代から認知症対策が必要とされる理由

予告の「認知症は40代から始まる!?」という言葉は、40代なら誰でも認知症になるという意味ではありません。認知症に関連するリスク要因には、中年期からの血圧・脂質・聴力など、早い段階で気づいて対応できるものがあります。

2024年のランセット認知症委員会は、難聴、大気汚染、高LDLコレステロール、運動不足、社会的孤立など14の修正可能なリスク要因を示しました。全体としてリスクへの対応により相当数の発症を遅らせたり防いだりできる可能性があるという推計であり、個人ごとの発症を確実に予測する数字ではありません。

WHOが2026年7月に公表した更新ガイドラインも、身体活動、禁煙、バランスのよい食事、血圧・糖尿病・脂質異常の管理、環境リスクの軽減を組み合わせる方針を示しています。WHOの2026年ガイドライン発表で、生活全体を見直す考え方を確認できます。

14のリスク要因を放送とは別に詳しく整理した記事は、あさイチで紹介された40代からの認知症予防でも紹介しています。

聴力低下が認知症と関係する理由と耳の守り方

番組では、聴力の低下が認知症リスクと関係すること、聞こえにくさへの対策として補聴器の利用が選択肢になることが紹介されました。ただし「最大のリスク要因」という番組表現は、個人にとって難聴が唯一の原因になるという意味ではありません。

国立長寿医療研究センターは、聞こえにくさと認知機能低下の関連を説明し、補聴器の使用が認知機能低下を遅らせる可能性にも言及しています。聞き返しが増えた、テレビの音が大きくなった、複数人の会話で聞き取りにくいといった変化が続くときは、年齢のせいと決めつけず耳鼻咽喉科で聴力を確認することが大切です。

日頃から大音量のイヤホンや騒音への長時間の曝露を避け、聞こえにくさがある場合は必要な検査と補聴器について専門家に相談することが現実的な対策です。補聴器を使えば必ず認知症を防げるという意味ではありません。国立長寿医療研究センターの難聴と認知症の解説も確認してください。

番組の公式事前案内では、全4問の問診と、周波数の異なる音を聞く聴力年齢チェックが告知されていました。放送記録では聴力低下への対応として補聴器も取り上げられています。テレビでのチェックは気づきのきっかけであり、医療機関の聴力検査や認知症の診断には代わりません。

大気汚染と認知症の関係|室内PM2.5はどこから発生する?

放送では、大気汚染と認知症との関連に加え、室内のPM2.5を減らすための換気が取り上げられました。PM2.5は大気中に浮遊する非常に小さな粒子状物質です。屋外の交通・産業活動だけでなく、家庭内の行動でも濃度が上がる場合があります。

愛知県衛生研究所の住宅調査では、室内でPM2.5濃度が高くなった時間帯の多くで調理が関係していました。発生源の調査では、肉を焼く、野菜やご飯を炒める、パンを焦がす、線香やたばこの煙、はたきを使った清掃などが挙げられています。調理法や住居の状態によって濃度は変わり、すべての料理で高濃度になるわけではありません。

料理では加熱を始める前にレンジフードを動かし、調理中・調理後も排気を意識します。フィルターの清掃や交換も大切です。ただし屋外のPM2.5濃度が非常に高い日は、窓を開けることで外気が入るため、地域の注意喚起や住宅の換気設備も考慮する必要があります。

認知症と大気汚染の関係は長期的な曝露の研究に基づくもので、ある日の炒め物を食べたことが直ちに認知症を引き起こすという話ではありません。愛知県衛生研究所の室内PM2.5調査には、生活場面ごとの測定結果が掲載されています。

認知症対策で紹介された飲み物は緑茶|EGCGと淹れ方

番組で明かされた飲み物は緑茶です。注目されたのは、カテキンの一種EGCG(エピガロカテキンガレート)。抗酸化・抗炎症作用が研究されており、脳の血管などへの良い働きが期待される成分として紹介されました。

関連する2025年の日本の研究では、認知症のない高齢者8,766人のMRIデータを分析し、緑茶の摂取量が多い人ほど脳の白質病変が少ない傾向が報告されました。ただし観察研究であり、緑茶を飲むことで認知症を確実に予防できると証明したものではありません。食事、運動、血圧管理なども合わせて考えることが大切です。

放送記録で紹介された淹れ方の目安は、約80℃のお湯で茶葉を約1分浸して注ぐ方法です。また、茶葉を食べる工夫として『茶葉の鶏もも肉の塩麹焼き』『茶葉チーズトースト』も登場しました。特定の飲み方や摂取量を医療上の処方として扱わず、カフェインの摂取制限がある人は体調に合わせてください。

話し方で分かる認知症のサインと相談の目安

10月29日の放送では、認知症のごく早い段階で注意したい話し方の変化として、「代名詞が増える」「会話の間が増える」「声の大きさが不安定になる」という3点が紹介されました。これらは番組で示された気づきの例であり、単独で認知症を診断できるサインではありません。国立長寿医療研究センターによると、認知症では人や物の名前が出にくくなる、相手の言葉が理解しにくくなる、話すことが難しくなるといった言語面の変化がみられる場合があります。

政府広報オンラインでも、同じことを繰り返し話す、会話のつじつまが合わない、日常の段取りに以前より時間がかかるなどを気づきの例として挙げています。ただし、言葉が一度出なかっただけで認知症と判断することはできません。疲れや睡眠不足、聴力の問題など別の原因もあり得ます。

大切なのは以前の本人と比べた変化が続き、生活や仕事に支障が出ていないかを見ることです。気になる状態が続けば、かかりつけ医、もの忘れ外来、地域包括支援センターなどに相談してください。会話だけで認知症を確定する方法はなく、医療機関では診察や認知機能検査などを組み合わせます。

早い段階の状態であるMCI(軽度認知障害)の基礎については、トリセツショーで取り上げられたMCIと物忘れの見分け方も参考になります。

40代から取り入れたい生活習慣

認知症対策は、緑茶だけに頼るものではありません。まずは無理のない運動を継続すること、禁煙、飲酒量の見直し、血圧・血糖・脂質の管理、十分な睡眠や社会的な交流など、取り組みやすいところを確認してみましょう。

耳の聞こえにくさを放置しないこと、家庭内の煙や空気環境に気を配ることも、今回の放送内容と関係する具体的な行動です。体調や持病によって適切な方法は異なるため、治療中の場合は主治医の指示を優先してください。

脳の働きの変化が心配な場合は自己診断に頼らず、気づいた日時や生活上の困り事をメモして相談すると、医師に状況を伝えやすくなります。

まとめ

10月29日の放送では、聴力低下と補聴器、室内PM2.5への換気対策、緑茶のEGCG、話し方の変化が取り上げられました。緑茶は約80℃のお湯で1分ほど浸す方法も紹介されましたが、飲むだけで認知症を防げるわけではありません。聞こえにくさや気になる変化が続くときは、生活習慣を見直しつつ医療機関に相談しましょう。


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