しまむらのバイヤーになるには、総合職で入社し店舗経験を積むのが基本
しまむらのバイヤーは、売場で売れると判断した衣料品や雑貨を取引先から仕入れ、価格、数量、投入時期、品ぞろえを考える本社の商品部の仕事です。新卒採用はバイヤー専用の職種ではなく、総合職として入社し、店舗勤務を経験した後、ジョブローテーションで商品部を目指す仕組みです。
2026年11月1日放送予定のTBS『がっちりマンデー!!』では、しまむらを支える約600社との仕入れ商談が取り上げられます。
ここでは、バイヤーの仕事内容やキャリアの進み方、応募条件、給与について説明します。
バイヤーの仕事内容は仕入れだけでなく売場づくりまで
しまむらのバイヤーは、メーカーや商社などのサプライヤーが提案する商品を見て、素材、デザイン、価格、販売時期、販売数量などを判断します。トレンドや過去の売上を分析し、商品が売場に並んだ後も販売状況を確かめます。
しまむら商品部のチーフバイヤーには、担当商品の仕入れについて最終的な決定権があります。商品をただ選ぶだけではなく、どの商品を、いつ、どれだけ売るかという計画を立て、コントローラーや販売企画などの部署とも連携します。
担当する商品分野は婦人服、紳士服、子ども服など多岐にわたります。店舗に足を運んでお客さんの服装や売れ筋を見たり、仕入れ先との商談を重ねたりすることも重要です。
入社後は店舗社員からスタートし、店長などを経験する
しまむらの新卒総合職は、入社後、まず店舗社員として勤務することを前提としています。売場管理、接客、レジ、数値管理などを学び、店舗運営の経験をキャリアの土台にします。
その後、能力や適性などに応じて異動を行うジョブローテーション制度があります。たとえば、採用サイトのキャリア例では「入社2~3年目に店長→4~5年目にコントローラー→6~13年目にバイヤー・チーフバイヤー」と進む例が紹介されています。別の例では入社7~8年目にバイヤーを経験しています。これらは社員のキャリア例であり、全員が同じ年数でバイヤーに昇進するという意味ではありません。
部署異動の希望は年2回、第3希望まで提出できます。ただし、本人の希望が必ず通るわけではなく、経験する部署や異動時期は個人によって異なります。
採用条件と学歴は?アパレル経験や専門資格は必須ではない
2027年度募集(2028年入社)の新卒総合職の応募条件は、2028年3月に4年制大学・大学院を卒業・修了見込みであること、転居を伴う異動が可能であること、入社時までに普通自動車第一種運転免許(AT限定可)を取得することです。募集学科に指定はありません。
応募時点では運転免許を取得していなくてもかまいません。また、アパレルの専門知識がなくても、店舗や商品部でOJTなどを通じて学べると案内されています。新卒総合職と中途・パート採用では応募条件が異なるため、応募前にしまむらグループの新卒採用ページで対象年度の情報を確認してください。
給与はいくら?月給31万円はバイヤーの年収ではない
新卒総合職の初任給は月額31万円(2026年度実績)です。賞与は原則年2回、昇給は年1回で、勤務地や職種によって勤務時間も異なります。店舗ではシフトに応じて勤務し、本社の標準的な勤務時間は8時45分~17時45分です。
ただし、月額31万円は新卒総合職の初任給であり、バイヤーに就いた人の月給や年収を示す数字ではありません。バイヤー固有の平均年収について、公式の職種別金額は確認できません。キャリアや役職で給与は異なるため、初任給からバイヤーの年収を推測することはできません。
バイヤーの1日は売上分析から商談まで
しまむらの商品部で働くチーフバイヤーの一日には、始業後の売上分析、担当部門の打ち合わせ、チラシに掲載する商品の検討、仕入れ先との商談などがあります。ある社員の紹介例では、8時45分に勤務を開始し、9時に売上分析、13時に宣伝会議、15時に商談を行い、17時45分に退社する流れが示されています。実際の仕事内容や時間配分は担当部門や時期によって異なります。
海外で市場調査や商談を行う機会もあります。流行を知っているだけではなく、売上データを読み、商品が売れる時期や必要な数量を考える分析力、仕入れ先と話し合う調整力が求められる仕事です。
コントローラーとの違いは商品の仕入れと在庫配分
バイヤーが中心となって「どの商品を、どのくらい、いつ仕入れるか」を考えるのに対し、コントローラーは仕入れた商品をどの店舗でどのように売るか、売場や在庫の配置を調整します。両者は連携しますが、同じ仕事ではありません。
店舗間の移送や売場計画の詳しい仕組みはしまむらのコントローラーとは?仕事内容と店間移送で紹介しています。また、本社一括仕入れと完全買取による低価格の仕組みはしまむらが安い理由と600社の取引で解説しています。
まとめ
しまむらのバイヤーを目指す基本ルートは、総合職で入社して店舗経験を積み、適性や希望に応じて商品部へ異動することです。売上分析、商品選定、商談、販売計画まで担当し、仕入れた後の売れ行きも見守ります。新卒の応募条件は募集年度ごとに確認し、初任給をバイヤーの年収と混同しないことも大切です。
気になる生活ナビをもっと見る
購読すると最新の投稿がメールで送信されます。


コメント