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浅野タンスのからくり金庫箪笥の仕組み・価格・購入方法|世界!ニッポン行きたい人応援団

暮らし・住まい

ピラミッドから着想した「開かない箪笥」がロジャースさんを驚かせた

2026年9月7日放送の『世界!ニッポン行きたい人応援団』では、ロジャースさんが挑戦した複雑な「からくり箪笥」も再び登場します。2023年の初来日時に訪れたのが、新潟県加茂市の浅野タンス。引き出しを決められた順番で操作しなければ開かない仕掛けや、木製カードキーを使う現在の商品、価格、購入方法まで調べました。

この記事でわかること

  • 番組に登場したからくり箪笥の工房
  • 引き出しが開かない仕組み
  • 現在販売されているモデルと価格
  • ショールームやオンラインでの購入方法

浅野タンスは1916年創業の加茂桐箪笥メーカー

浅野のからくり金庫箪笥 | 桐一筋 匠の技 桐たんすなら浅野タンスへ

出典:浅野タンス公式「からくり金庫箪笥」

浅野タンスは1916年創業。新潟県加茂市で総桐たんす、チェスト、からくり金庫箪笥、テーブル、椅子などを製作しています。代表は浅野誠さん。加茂簞笥協同組合によると、ショールームを備え、工場見学にも事前予約で対応しています。

番組でロジャースさんを迎えたのは4代目の浅野誠さんと、息子の克也さん。親子でからくり箪笥を作り続けています。

番組の82万5000円の箪笥はピラミッドが発想の原点

2023年の番組で登場した総桐のからくり箪笥は82万5000円。

7つの引き出しのうち6つにロックがかかり、最初に開けられる場所は一つだけ。そこを開けることで内部の木製ロックが動き、次の引き出しが開けられるようになります。順番を間違えると最後までたどり着けません。

しかも最後は普通の引き出しではなく、一見すると引き出しに見える板を横へ動かす仕掛けでした。

浅野誠さんがエジプトのピラミッドをヒントに考案したからくりで、ロジャースさんは5分以内の解錠に挑戦しましたが時間切れ。それでも「賞品以上のアイデアをいただいた」と感銘を受けています。

からくりは防犯のために生まれた技術

こうした仕掛けは単なるパズルではありません。

日本には江戸時代から、船で現金や印鑑、帳簿などを運ぶための「船箪笥」がありました。容易に中身を見つけられないよう隠し箱や複雑な仕掛けが施され、収納家具そのものに防犯機能を持たせていました。番組でも、浅野タンスのからくり箪笥のルーツとして船箪笥が紹介されています。

現代の浅野タンスもこの考え方を発展させています。公式サイトでは、引き出しの順番に加え、木製カードキーで開錠するモデルや隠し引き出しを備えた製品を展開しています。

現在の価格は16万円台から165万円まで

浅野タンス公式ページでは2026年時点で複数のからくり金庫箪笥が掲載されています。

比較的小型の「シンプル 焼・黒」は幅400×奥行350×高さ360mmで税込16万5000円。「45」は34万1000円、「35」は47万3000円、「45-三段」は56万1000円です。

番組の82万5000円と同額の価格帯には「55」があり、幅550×奥行480×高さ700mmで税込82万5000円。さらに「75」は99万9900円、「110」は119万9000円、手打ち金具の「80」は143万円、大型の「136」は165万円と掲載されています。

小型品でもA4用紙を収納でき、ジュエリーケースや木製カードキーを備えたモデルがあります。デザインも焼桐、朱塗、黒呂色などかなり幅があります。

「金庫箪笥」と一般的な耐火金庫は同じものではない

浅野タンスは、小型のからくり金庫箪笥について「約1時間の燃焼に耐えられる」と案内しています。桐は熱伝導率が低く、古くから貴重品を守る収納材として利用されてきました。

ただし、商品名に「金庫」と付いていても、銀行やオフィスで使う規格認証付きの耐火金庫とまったく同じ製品という意味ではありません。

現金、登記書類、重要データなどを火災・盗難から確実に守る目的なら、耐火時間や防盗性能の公的認証の有無を購入前に個別確認した方が安心です。からくり金庫箪笥は、桐素材と伝統的な隠し機構を組み合わせた家具として考えるのがわかりやすいでしょう。

実用情報

浅野タンスは新潟県加茂市後須田409-1。加茂簞笥協同組合では営業時間9時~17時、土日祝は要予約、ショールームあり、工場見学は事前予約と案内されています。

一部商品は公式オンラインショップでも販売されています。公式サイトでは全国各地の展示販売会も案内しており、2026年9月17~22日には前橋市、9月25~27日には東京都での出展予定が掲載されています。放送後に実物を見たい人にはちょうど良い時期です。

まとめ

浅野タンスのからくり金庫箪笥は「開け方が難しい面白い家具」で終わるものではありません。

引き出しの順番、隠し箱、ダミーの前板、木製カードキーなど、かつて貴重品を守るために生まれた日本の収納技術を現代まで発展させた家具です。

16万円台の小型モデルから100万円を超える大型品まで現在も製造されており、番組を見て「実物を開けてみたい」と感じた人は、加茂のショールームや全国の展示会をチェックできます。

参考リンク


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