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ユングフラウヨッホとアレッチ氷河の絶景・消失危機、世界遺産鉄道とハイジ村も巡る|サンド&芦田愛菜の博士ちゃん

スイス400kmの旅で巡る世界遺産の鉄道・氷河・ハイジの故郷

2026年9月12日放送の『サンド&芦田愛菜の博士ちゃん』は、サンドウィッチマンが海外プロジェクトに初参戦し、スイスのアルプスを約400km横断する3時間半スペシャルです。大きな見どころは、ヨーロッパ最高所の鉄道駅があるユングフラウヨッホと、その先に広がる世界遺産のアレッチ氷河。さらに、アルプスを走る世界遺産鉄道、山の景色を眺めながら料理を楽しむ食堂車、物語『ハイジ』の舞台として知られるマイエンフェルトのハイジ村まで、スイスらしさが凝縮された旅になっています。番組表でも「世界遺産の絶景氷河と世界遺産鉄道」が今回の大きな柱として紹介されています。

この記事でわかること

  • ユングフラウヨッホが「トップ・オブ・ヨーロッパ」と呼ばれる理由
  • アレッチ氷河で今起きている深刻な変化
  • スイスの世界遺産鉄道とベルニナ・エクスプレスの見どころ
  • ハイジ村の場所・料金・現地で見られるもの

ユングフラウヨッホは標高3454m、ヨーロッパで最も高い鉄道駅

番組で登場する「ヨーロッパで一番高い鉄道駅」は、スイス・ベルナーオーバーラント地方のユングフラウヨッホ駅です。標高は3454m。ユングフラウ鉄道の公式サイトでも「Highest railway station in Europe」と明記されています。

現在はグリンデルワルト・ターミナルからアイガー・エクスプレスに乗り、アイガーグレッチャー駅でユングフラウ鉄道へ乗り換えるルートが便利です。グリンデルワルト・ターミナルからユングフラウヨッホまでは最短約45分。列車はアイガーの山中を通り抜け、標高3000mを超える世界へ一気に上っていきます。

到着後は、スフィンクス展望台や氷の宮殿などを巡ることができますが、最大の見どころはやはり展望台から見下ろすアレッチ氷河です。雪と氷が谷の奥まで延びる景色は、ユングフラウヨッホが「Top of Europe」と呼ばれる理由を実感できる光景です。

ここで重要なのは、ユングフラウヨッホ駅そのものが鉄道世界遺産という意味ではないことです。この地域一帯は自然遺産「スイス・アルプス ユングフラウ=アレッチ」に含まれ、番組で扱われる「世界遺産鉄道」とは別の魅力として理解すると分かりやすいです。

アレッチ氷河は世界遺産の絶景、その裏で急速な後退が続く

ユングフラウヨッホの南側に伸びるアレッチ氷河は、ユネスコが「ヨーロッパ最大・最長の氷河」と位置づける巨大な氷河です。ユングフラウ、メンヒ、アイガーなどの高峰とともに、2001年に世界自然遺産へ登録された地域の中心的な存在です。

ところが、この絶景は今、大きく姿を変えています。

アレッチ地方の公式観光サイトによると、アレッチ氷河は場所によって年間最大約50mのペースで長さが縮む状態が確認されています。1860年ごろの最大規模と比べると、現在は約3km短く、当時より氷の縁も約200m低い位置になっています。

スイス全体で見ると変化はさらに鮮明です。スイス氷河監視ネットワークGLAMOSの2025年報告では、国内に残る氷河の体積が1年間で約3.0%減少。2025年夏は1991〜2020年平均より気温が高く、雪の少ない冬と夏の高温が重なりました。アレッチ氷河でもマイナスの質量収支が測定されています。

つまり番組で示される「絶景の裏にある深刻な問題」は、美しい景色が単に観光資源として残っているのではなく、気候変動によって今も変化し続けているという点にあります。

世界遺産登録理由にも、氷河の後退が気候変動を示す重要な現象として明記されています。景色の美しさと同時に「この氷河が将来どうなるのか」まで見ることで、今回のスイス旅の意味がかなり変わってきます。

世界遺産鉄道の代表格はレーティッシュ鉄道アルブラ線・ベルニナ線

もうひとつの大きな見どころが「世界遺産の観光列車」です。

スイスで鉄道そのものと周辺景観が世界遺産になっている代表例が、レーティッシュ鉄道アルブラ線・ベルニナ線と周辺の景観です。2008年に世界文化遺産へ登録されました。アルブラ線は67km、ベルニナ線は61kmあり、急峻なアルプスを越えるために多数のトンネル、高架橋、ループ線が築かれています。

この路線を走る観光列車として特に有名なのがベルニナ・エクスプレスです。クールからサン・モリッツ、さらにイタリアのティラーノ方面へ向かうルートでは、高さ65mのランドヴァッサー高架橋や、モルテラッチ氷河、ベルニナ・アルプスなどが次々に車窓へ現れます。クール〜ティラーノ間は約144km。196の橋と55のトンネルを通過するダイナミックな山岳鉄道です。

列車が急勾配を力任せに上るのではなく、橋やトンネル、カーブを組み合わせて標高差を克服していく点も見どころです。世界遺産になった理由も、単なる景勝路線だからではなく、20世紀初頭の山岳鉄道技術とアルプスの景観が一体になって残っていることにあります。

山岳食堂列車では景色とスイス料理を一緒に楽しめる

スイスでは「移動」と「食事」を組み合わせた列車も発達しています。

レーティッシュ鉄道には、クールと山岳リゾートのアローザを結ぶ**アローザ・グルメエクスプレス(Arosa Genussexpress)**があり、クラシックな食堂車「Gourmino」で3コースの季節料理を楽しみながら山を上っていきます。約26kmの区間で標高差およそ1000mを上り、途中では大きなラングヴィース高架橋も通過します。

2026年9月のメニューには、梨・クルミ・ベーコンを使った秋のサラダ、アプリコットを詰めた豚肉料理、クリーミーなポレンタなどが設定されています。単なる食堂車ではなく、その土地の料理を味わいながらアルプスを移動すること自体が旅の目的になっています。

番組で紹介される「山岳食堂電車」を見る際も、車窓だけでなく、山岳地方の食文化が列車の中にどう取り込まれているのかに注目すると面白いところです。

ハイジ村は作者ヨハンナ・シュピリが着想を得たマイエンフェルトにある

旅のもうひとつの舞台が**ハイジ村(Heididorf)**です。

場所はスイス東部、グラウビュンデン州のマイエンフェルト。『アルプスの少女ハイジ』の作者ヨハンナ・シュピリが、この地域の人々や暮らしから物語の着想を得たとされる場所です。公式施設では「世界で唯一のオリジナルのハイジ村」と案内されています。

敷地内にある「ハイジハウス」は約300年前の建物で、1880年ごろの生活を再現。夏にハイジがおじいさんと暮らす山小屋、村の学校、ヤギ小屋、ショップなどもあり、物語の世界を実際の生活空間としてたどれるようになっています。

アニメや絵本のイメージが強いハイジですが、現地に行くと「アルプスの山に暮らす人々の生活」を土台に生まれた物語だったことがよく分かります。世界遺産や氷河とはまったく違う方向から、スイスの文化を感じられる場所です。

実用情報

ユングフラウヨッホは通年アクセス可能で、公式サイト掲載の往復料金は出発地などによって変わり、CHF129.60〜。2026年5月1日〜10月31日は座席予約に関する案内があり、料金はCHF10です。グリンデルワルト・ターミナルからはアイガー・エクスプレスとユングフラウ鉄道を乗り継ぎます。

ベルニナ・エクスプレスはクール/サン・モリッツ〜ティラーノ方面を結ぶ列車で、パノラマ車両は座席予約が必要です。世界遺産区間を含むため、旅程を組む場合はレーティッシュ鉄道公式で運行日・予約状況を確認するのが確実です。

ハイジ村の2026年入場料は、大人CHF14.90、5〜14歳の子どもCHF6.90、4歳以下は無料。ハイジの山小屋、ハイジハウス、ヨハンナ・シュピリの展示、村の学校などが料金に含まれています。

まとめ

今回の『博士ちゃん』スイス400km旅は、単に絶景スポットを巡るだけではありません。

標高3454mまで鉄道で上れるユングフラウヨッホ、その先に広がる世界遺産アレッチ氷河、アルプスを越えるために築かれた世界遺産鉄道、車内で郷土料理を楽しめる食堂列車、そして物語『ハイジ』につながるマイエンフェルト。スイスの自然・技術・食・文化が一本の旅につながっています。

特にアレッチ氷河は、見た瞬間には圧倒的な絶景でありながら、その姿が毎年変わり続けている場所です。美しいアルプスを「見る旅」から、その景色がどう生まれ、どう守られてきたのかを知る旅へ。3時間半スペシャルらしい、かなり密度の高いスイス横断になりそうです。

参考リンク

サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん|テレビ朝日公式

ユングフラウヨッホ鉄道駅|Jungfrau公式

スイス・アルプス ユングフラウ=アレッチ|UNESCO世界遺産公式

ベルニナ・エクスプレス|レーティッシュ鉄道公式

ハイジ村|Heididorf公式


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