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ラパスMi Teleféricoの料金・10路線・営業時間|世界の乗り物乗ってきた!「銀河鉄道!?」の正体

旅行・観光

ボリビア・ラパスの空を走る「Mi Teleférico」は観光用ではなく巨大な公共交通網

2026年9月13日放送のTBS「世界の乗り物乗ってきた!」では、ザブングル加藤さんが南米ボリビアへ。チチカカ湖の古代船やレールバス、ポトシの鉱山トロッコとともに登場するのが、ラパスの上空を縦横に走る都市型ロープウェーです。番組では「銀河鉄道!?世界一の絶景ロープウエー」と紹介されますが、現地での正式な運営名称は「Mi Teleférico(ミ・テレフェリコ)」。単なる観光アトラクションではなく、ラパスと隣接するエル・アルトの日常を支える公共交通機関です。

この記事でわかること

  • Mi Teleféricoの現在の料金と営業時間
  • ラパスとエル・アルトを結ぶ10路線
  • なぜ巨大なロープウェー網が造られたのか
  • 番組の「銀河鉄道!?」と現地での正式な位置づけ

Mi Teleféricoの料金は1路線3ボリビアーノ、乗り換えは2ボリビアーノ

出典:Mi Teleférico公式サイト

Mi Teleféricoの一般料金は、最初に利用する1路線が**3ボリビアーノ(Bs 3)です。別の路線へ乗り換える場合は、1回につき2ボリビアーノ(Bs 2)**が加算されます。たとえば2路線を使う移動なら合計5ボリビアーノ、3路線なら7ボリビアーノという計算です。2026年1月にボリビア公共事業・サービス・住宅省が公表した案内でも、この料金体系が確認できます。

学生、高齢者、障害のある利用者などに設定された優遇料金は、最初の路線が1.50ボリビアーノ、乗り換えが1ボリビアーノです。観光客向けだけに高額な料金を設定した乗り物ではなく、地元の人が毎日の移動に利用できる価格帯になっている点が大きな特徴です。

支払いにはMi Teleféricoのカードのほか、スマートフォンを利用するバーチャルカード「Yala」も用意されています。公式情報ではYalaを使ったオンラインチャージや残高確認にも対応しており、巨大な交通網とデジタル決済を組み合わせた仕組みが整えられています。

10路線がラパスとエル・アルトを空中で結んでいる

現在のMi Teleféricoは、赤・黄・緑・青・オレンジ・白・水色・紫・茶・銀の10路線で構成されています。運営会社の公式サイトにも10路線が掲載され、2026年のボリビア政府発表でも10路線の運行が確認されています。

路線ごとの主な所要時間は、赤線がCentral-16 de Julio間で約11分、黄線がMirador-Libertador間で約17分、緑線がLibertador-Irpavi間で約16分、青線がRío Seco-16 de Julio間で約20分です。

さらにオレンジ線はCentral-Plaza Villarroel間約11分、白線はPlaza Villarroel-Avenida Poeta間約11分、水色線はPrado-Libertador方面約10分、紫線は6 de Marzo-San José間約16分、茶線はMonumento Busch-Las Villas間約4分、銀線は16 de Julio-Mirador間約12分とされています。

色で路線を区別しているため、鉄道の路線図に近い感覚で乗り継げるのも特徴です。番組で「10本もの都市型ロープウエー」と紹介されているのは、この巨大なネットワークを指しています。

営業時間は月曜〜土曜6時30分から22時30分、日曜は7時から21時

2026年1月のボリビア公共事業・サービス・住宅省の案内によると、通常営業時間は月曜〜土曜が6時30分〜22時30分、日曜が7時〜21時です。祝日などは特別ダイヤになる場合があるため、実際に旅行で利用する場合は当日の公式情報を確認しておくのが確実です。

つまりMi Teleféricoは、昼間だけ運行する展望ロープウェーではありません。朝の通勤時間帯から夜まで動く、本格的な都市交通です。番組映像だけを見ると絶景を楽しむ乗り物という印象が強くなりそうですが、現地では生活インフラとしての役割が中心にあります。

「銀河鉄道」は正式名称ではなく番組で使われている印象的な表現

今回の「世界の乗り物乗ってきた!」ではMi Teleféricoを「銀河鉄道!?」と表現しています。しかし、運営会社の公式名称はあくまでMi Teleféricoです。公式サイトでも各路線はLínea Roja、Línea Amarillaなど色の名前で案内されており、「銀河鉄道」が公式愛称であることは確認できませんでした。

ではなぜ「銀河鉄道」のように見えるのか。ラパスは標高約3600メートルの盆地に広がり、その斜面を埋め尽くすように住宅が建っています。その街のさらに上空をゴンドラが移動するため、時間帯によっては眼下に街の灯りが広がり、一般的な山岳ロープウェーとはまったく違う都市景観になります。

世界銀行もMi Teleféricoについて、10路線・30km超からなる「世界で最も広範囲かつ高標高の都市型ロープウェーシステム」と紹介しています。番組の「世界一」という表現にも、こうした巨大な交通ネットワークとしての背景があります。

なぜラパスでは電車ではなくロープウェーが発達したのか

Mi Teleféricoが生まれた最大の理由のひとつが、ラパス特有の地形です。

ラパスは標高約3650メートルの谷状の地形にあり、隣のエル・アルトは約4070メートルの高原上にあります。両都市には大きな高低差があり、さらにラパス市街には細く曲がりくねった道路が多いため、地上交通だけでは渋滞が発生しやすい環境でした。

地下鉄や新しい幹線道路を整備する場合、急斜面や密集した市街地が大きな障害になります。一方、ロープウェーなら地上の道路網に沿う必要がなく、支柱と駅を配置して谷や斜面を直接越えることができます。

つまりMi Teleféricoは「景色がきれいだからロープウェーを造った」のではなく、ラパスの地形そのものがロープウェーを都市交通として合理的な選択肢にしたのです。世界銀行の資料でも、導入理由としてこの特殊な地形が特に重要だったと説明されています。

2014年の3路線から巨大ネットワークへ成長した

Mi Teleféricoの最初の本格的なネットワークは2014年に始まりました。この年に赤線、黄線、緑線が開業。その後も路線が追加され、2019年に銀線が開業したことで現在につながる10路線のネットワークが形成されました。

2026年8月には運営会社が企業イメージを刷新し、ボリビア政府もMi Teleféricoをラパス、エル・アルトなどの移動を変えた公共交通システムとして位置づけています。開業から10年以上が経過しても、巨大なロープウェー網は都市の象徴であり続けています。

絶景だけでは見えてこないMi Teleféricoの役割

旅行者の目から見ると、Mi Teleféricoの魅力は何といっても景色です。標高3000メートルを大きく超える街の上空から、谷を埋める市街地や山々を眺めながら移動できます。

しかしMi Teleféricoの本質は展望施設ではありません。毎朝仕事や学校へ向かう人、買い物に出掛ける人、ラパスとエル・アルトを行き来する人を運ぶ「空の鉄道」です。

道路を走るバスとは違い、渋滞している街のはるか上をゴンドラが一定間隔で移動していく。その光景こそ、今回の「世界の乗り物乗ってきた!」で紹介されるMi Teleféricoが、日本の一般的なロープウェーとはまったく違って見える理由でしょう。

実用情報

項目 内容
正式名称 Mi Teleférico
場所 ボリビア・ラパス/エル・アルト
路線数 10路線
一般料金 最初の1路線 Bs 3
乗り換え 1路線追加ごとに Bs 2
月曜〜土曜 6:30〜22:30
日曜 7:00〜21:00
主な決済 Mi Teleféricoカード、バーチャルカードYalaなど
開業 2014年

料金・営業時間は2026年に公表されている公式情報に基づいています。運休や祝日の特別営業時間などは変更される可能性があります。

まとめ

2026年9月13日の「世界の乗り物乗ってきた!」で「銀河鉄道!?」として登場するラパスの都市型ロープウェーは、正式にはMi Teleféricoという公共交通システムです。

現在は10路線がラパスとエル・アルトを結び、一般料金は最初の1路線が3ボリビアーノ、乗り換えは2ボリビアーノ。世界でも類を見ない規模の都市型ロープウェー網になっています。

高低差の激しいラパスだからこそ、道路ではなく空を移動する交通網が発達した――。絶景だけではなく、その土地の地形と暮らしから生まれた乗り物だと知ると、番組でザブングル加藤さんが体験する景色もさらに興味深く見えてきそうです。

参考リンク

TBS「世界の乗り物乗ってきた!」2026年9月13日放送情報

Mi Teleférico公式サイト・路線案内

ボリビア公共事業・サービス・住宅省 Mi Teleférico料金・営業時間案内


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