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金沢おでん「カニ面」の中身と値段|香箱ガニを使う冬の名物・食べられる店と旬の時期

食文化

金沢おでん「カニ面」は香箱ガニを丸ごと味わう冬の名物!中身・発祥・値段を紹介

カニ面(かにめん)は、メスのズワイガニ「香箱ガニ」の甲羅に、カニ身・カニみそ・内子・外子を詰め、おでんのだしで煮込んだ金沢の郷土料理です。発祥の店として知られるのは、金沢市片町の老舗おでん店「菊一」。毎年11月から12月にかけて旬を迎えます。

2026年10月25日放送のNHK総合『有吉のお金発見 突撃!カネオくん』でも、金沢の高級おでん具材として紹介される予定です。中身の違いや名前の由来、2026年の販売価格、食べられる店を詳しく紹介します。

カニ面の中身は何?香箱ガニの身・内子・外子を甲羅に詰めた料理

カニ面に使用されるのは、ズワイガニのメスである「香箱ガニ(こうばこがに)」です。

石川県では、オスのズワイガニを「加能ガニ」、メスを「香箱ガニ」と呼び、冬の味覚として親しまれています。

香箱ガニはオスより小ぶりですが、卵やカニみその豊かな味わいが特徴です。

カニ面には、主に次の4つの部分が使われます。

  • カニ身:脚や胴体から取り出した、甘みのある白い身

  • カニみそ:甲羅の内側にある、濃厚なうま味を持つ部分

  • 内子(うちこ):甲羅の内部にあるオレンジ色の未成熟卵

  • 外子(そとこ):腹部に抱えた茶褐色の成熟卵

内子には濃厚なうま味があり、外子はプチプチとした食感が特徴です。

これらを甲羅の中に詰め直し、店ごとのおでんだしで煮込んで仕上げます。

普通のおでんの具材とは異なり、カニ一杯分を使って一つの料理を作るのが特徴です。

手作業でカニをさばき、細かな身や卵を取り出すため、仕込みに時間がかかります。

金沢市内の店でも提供数が限られることがあり、冬の特別な一品として扱われています。

カニ面はいつから食べられる?香箱ガニの漁期は11月6日から

カニ面を食べるなら、基本的には11月から12月がおすすめです。

石川県で水揚げされる香箱ガニには、資源保護のために短い漁期が設けられています。

2026年の漁期は次のとおりです。

  • 漁の解禁日:11月6日

  • 漁期の終わり:12月29日

  • 地元産の旬:11月上旬〜12月下旬

オスの加能ガニの漁期は翌年3月20日まで続きますが、メスの香箱ガニは年末で終了します。

この違いが、カニ面を冬の限られた時期にしか食べられない理由です。

ただし、飲食店での提供期間が、石川県産の香箱ガニの漁期と完全に一致するわけではありません。

実際に2026年は、10月22日からカニ面の提供を始める店舗もあります。

その一方、発祥の店として知られる「菊一」では、旬のカニを使い、11月初旬から12月末ごろまで提供するのが基本です。

訪問前には、販売期間だけでなく、その日にカニ面の用意があるかを確認しておくと安心です。

カニ面の発祥は金沢市片町の「菊一」!名前の由来も独特

カニ面の発祥の店として知られているのは、金沢市片町にある「菊一(きくいち)」です。

1934年(昭和9年)創業の老舗おでん店で、長年にわたり金沢の食文化を支えてきました。

石川県の公式観光サイトによると、菊一の初代店主が香箱ガニをおでんの具材にしたことから、カニ面が生まれました。

当時、金沢で身近に食べられていた香箱ガニを、手間をかけて特別なおでん種に仕立てたのです。

では、なぜ「カニ面」という名前なのでしょうか。

カニの甲羅に身や卵を詰め、腹部の殻などを使って形を整えた姿が、剣道の防具である「面」を思わせることに由来すると紹介されています。

金沢市の文化資料にも、糸で縛った姿が剣道の面頬に似ているという説明が残っています。

単にカニを煮込んだ料理ではなく、甲羅を器として使い、形を整えて提供することが特徴です。

菊一では、カニ面のほかにも赤巻きや車麩、加賀れんこんを使った料理など、金沢ならではの味を楽しめます。

 

カニ面の値段と食べられる店|2026年の販売情報

カニ面の値段は、カニの仕入れ価格や店によって異なります。

2026年10月時点で販売情報を確認できる店舗を紹介します。

元祖 金沢炉端 あっぱれ 片町本店

金沢市片町にある居酒屋で、2026年10月22日から冬季限定のカニ面を提供しています。

  • 住所:石川県金沢市片町2丁目2-15 北國ビルディング地下1階

  • カニ面の価格:税込3,850円

  • 提供予定期間:2026年10月22日〜2027年1月31日

  • 事前注文受付:2026年11月1日から

  • 予約方法:公式サイトのネット予約で希望個数を記載

こちらでは、カニの甲羅に身・内子・外子を詰め、5時間かけて仕込んだだしで炊き上げています。

予約は11月1日から受け付ける予定で、天然のカニの仕入れ状況によって提供できない場合もあります。

あっぱれ片町本店・2026年カニ面の販売案内

菊一(きくいち)

カニ面発祥の店として知られる、金沢市片町の老舗です。

  • 住所:石川県金沢市片町2丁目1-23

  • 電話:076-221-4676

  • 営業時間:17:30〜22:30(片町商店街掲載情報)

  • 定休日:火曜日・水曜日(同掲載情報)

  • カニ面の提供時期:例年11月初旬〜12月末ごろ

菊一のカニ面は、漁の時期や水揚げ状況によって提供数が変わります。

2026年の確定価格は確認できていないため、訪問前に問い合わせるのがおすすめです。

金沢おでんの発祥店の味を楽しみたい人にとって、候補になる一軒です。

カニ面のおいしい食べ方と普通の金沢おでんとの違い

カニ面のおいしさは、カニそのものの甘みと、おでんだしのうま味を一緒に楽しめることです。

甲羅の中には、柔らかな身だけでなく、濃厚な内子やカニみそ、独特の食感を持つ外子も詰まっています。

まずはそれぞれの部分を味わい、その後に少しずつ混ぜて食べると、風味や食感の違いが分かります。

金沢おでんには、カニ面以外にも特徴的な具材があります。

  • 車麩:だしをたっぷり吸い込むリング状の麩

  • 赤巻き:赤い渦巻き模様が特徴のかまぼこ

  • バイ貝:歯応えとうま味を楽しめる貝

  • 源助大根:石川県の伝統野菜で、煮物に向く大根

これらの具材は年間を通して提供されることもありますが、カニ面は漁期に左右される季節限定の料理です。

また、菊一などでは、カニ面を食べ終わった後の甲羅に日本酒を注ぐ「甲羅酒」も知られています。

残ったカニみそやだしの風味を楽しむ食べ方で、大人向けの冬の味覚となっています。

金沢を訪れる際には、定番のおでんと一緒にカニ面を注文すると、地元の食文化をより深く味わえます。

まとめ

カニ面は、メスのズワイガニ「香箱ガニ」の身・みそ・内子・外子を甲羅に詰めた、金沢おでんの冬の名物です。発祥の店は金沢市片町の菊一で、地元産の旬は11月から12月。2026年には税込3,850円で提供する店舗もあり、旅行の際は販売期間や予約条件を確認しておくことが大切です。


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