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赤曽部麗子(ミセスベリー)の経歴とジャム作り|世界マーマレード賞を2度受賞した料理研究家

人物

赤曽部麗子とは?ミセスベリーの経歴とジャム作り50年の技術

赤曽部麗子(あかそべ・れいこ)さんは、「Mrs.BERRY(ミセスベリー)」の名前で活動するコンフィチュール・料理研究家です。約50年にわたって果物の加工を研究し、2017年と2019年には英国の世界マーマレード大会で最高賞のダブルゴールドを受賞しました。

2026年10月26日放送のNHK Eテレ『きょうの料理』では、紅玉を使った「ピンクのりんごジャム」と「アップサイドダウンケーキ」を紹介する予定です。

赤曽部麗子さんの経歴と世界大会での受賞歴

赤曽部麗子さんは、季節の果物や野菜を使ったコンフィチュールの研究、レシピ開発、料理教室の講師として活動しています。

コンフィチュールとは、フランス語で果物などを砂糖と煮て作る保存食のこと。日本では一般的にジャムと呼ばれる食品も含まれます。

赤曽部さんは長年の研究を生かし、2005年には「Mrs.BERRY」ブランドのジャムを商品化しました。

広島県三次市の平田観光農園で製造を行い、高級スーパーや通販などを通じて商品を販売してきた実績があります。

さらに、各地の農産物を使った商品開発や地域振興にも携わっています。

  • 2005年:Mrs.BERRYブランドのジャムを製造・販売

  • 2017年:英国の世界マーマレード大会で日本人初のダブルゴールドを受賞

  • 2019年:同大会で2度目のダブルゴールドを受賞

  • 2024年:NHK『きょうの料理』で甘夏マーマレードなどを紹介

  • 2025年:同番組でいちごラズベリージャムなどを紹介

特に大きな実績が、2017年と2019年の受賞です。

英国で開催される「The World’s Original Marmalade Awards」は、世界各国から出品されるマーマレードを審査する国際的な大会です。

赤曽部さんは2017年に日本人として初めてダブルゴールドを獲得し、2019年には世界で初めて2度目のダブルゴールドを受賞したと紹介されています。

この受賞歴を持つ料理研究家として、現在も料理教室や講演などで技術を伝えています。

ピンクのりんごジャムはなぜきれいな色になるのか

赤曽部さんが手がけるジャムの特徴は、果物本来の色や香りを生かすことです。

代表的なものの一つが、りんごの皮から赤い色を取り出して作る「ピンクのりんごジャム」です。

一般的なりんごジャムは、果肉を煮ることで黄色や淡い黄金色に仕上がります。

しかし、赤い皮を持つりんごを使い、その皮の色を煮汁に移すことで、果肉をピンク色に染めることができます。

赤曽部さんがすすめる品種は「紅玉(こうぎょく)」です。

紅玉は赤い果皮としっかりした酸味が特徴のりんごで、ジャムやアップルパイなどの加熱調理にも適しています。

ピンク色を生かすために重要なのは、次の点です。

  • 赤く色づいた紅玉を選ぶ

  • りんごの皮を捨てずに利用する

  • 皮を煮出して色を取り出す

  • 果肉を約1cm角に切る

  • 砂糖とレモン汁を使って煮る

紅玉の赤い果皮には、アントシアニンと呼ばれる色素が含まれています。

この色素は水に溶け出す性質があり、りんごを煮る際に果肉へ色を移すことができます。

また、酸性の条件では赤系の色を示しやすいため、レモン汁も美しい色に仕上げるうえで役立ちます。

色の濃さは、りんごの品種や果皮の赤み、煮る条件によって変わります。紅玉でも、皮の色が薄ければ淡い仕上がりになります。

赤曽部さんは2024年にも、NHKの『おはよう日本』でピンクのりんごジャムを紹介していました。

なお、今回紹介予定の配合については、正確な材料の分量を確認できていないため、ここでは製法の特徴を中心に説明しています。

ジャム作りで大切にする果物の組み合わせと煮方

赤曽部さんのレシピには、一種類の果物だけでなく、異なる果物や香草を組み合わせる工夫があります。

例えば、2025年に紹介した「いちごラズベリージャム」では、いちご500gと冷凍ラズベリー500gを組み合わせています。

いちごの甘い香りに、ラズベリーの鮮やかな赤色と酸味を加えることで、味と色の両方に奥行きを持たせています。

そのほかにも、次のようなレシピを発表しています。

  • 甘夏マーマレード:果皮のほろ苦さと果実の甘さを生かす

  • ブルーベリーミントジャム:ブルーベリーに生のミントの香りを加える

  • いちごミルクジャム:いちごと濃厚なミルクペーストを組み合わせる

  • しっとりスコーン:ヨーグルトを生地に加えてジャムとの相性を高める

こうしたレシピは、単に果物を甘く煮るだけではありません。

果物の酸味、香り、果肉の食感を考え、砂糖を入れるタイミングや煮詰め具合を調整していることが特徴です。

また、ジャムは冷えるととろみが強くなるため、火を止める時点で煮詰めすぎないことも大切です。

赤曽部さんの公開レシピは、NHK「みんなのきょうの料理」の講師ページから確認できます。

ミセスベリーの料理教室とジャムの購入方法

赤曽部さんは、NHK文化センター青山教室や日本橋三越本店のカルチャーサロンなどでも講師を務めています。

料理教室では、季節の果物を使ったコンフィチュールだけでなく、ジャムを生かしたお菓子や料理も紹介しています。

NHK文化センターでは、「Mrs.BERRYのコンフィチュールとティーフーズ」という講座が案内されています。

料理を実演する形式の講座もあり、材料の組み合わせや加熱のポイントを学べます。

NHK文化センター青山教室の講座案内

また、愛媛県八幡浜市で開催されるマーマレード関連イベントでも、講師として活動しています。

2026年11月22日には、八幡浜市魚市場でマーマレード作りの特別レッスンが予定されています。

商品については、Mrs.BERRYブランドのコンフィチュールやマーマレードが催事などで販売された実績があります。

2025年には日本橋三越本店の英国展で販売され、本人の発信によると、用意した160本が約1時間で完売しました。

ただし、常設店舗での通年販売や、現在の在庫については確認できていません。

販売予定は、本人の公式Instagram「@akasobereiko」などで確認できます。

著書『ミセス・ベリーのコンフィチュールとティーフーズ』の内容

赤曽部さんは、家庭でジャム作りを楽しむ人に向けた料理本も出版しています。

2012年2月に東京書店から刊行された『ミセス・ベリーのコンフィチュールとティーフーズ』には、全63品のレシピが掲載されています。

内容は果物のジャムだけにとどまりません。

オレンジマーマレードやブルーベリーのコンフィチュールに加え、赤いルバーブ、トマト、バニラミルク、レモンカードなども取り上げています。

さらに、作ったコンフィチュールを料理やお菓子に使う方法も紹介されています。

ジャムをパンに塗るだけでなく、料理の材料として活用したい人にも向いた一冊です。

まとめ

赤曽部麗子さんは、約50年にわたってジャム作りを研究してきた料理研究家です。英国の世界マーマレード大会で2度の最高賞を受賞し、現在もレシピ開発や料理教室で活躍しています。紅玉の皮を利用したピンクのりんごジャムには、果物本来の色と風味を大切にする技術が生かされています。

おすすめ関連商品:

『ミセス・ベリーのコンフィチュールとティーフーズ』(赤曽部麗子著・東京書店)


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