インディオ・ギガンテは高さ1メートルを超えるブラジル原産の巨大鶏
インディオ・ギガンテ(Índio Gigante)は、ブラジルで改良されてきた非常に背の高いニワトリの品種です。長い脚と首、すらりとした直立姿勢が特徴で、雄鶏には1メートルを超える個体もいます。野生の巨大鳥ではなく、人が長年にわたって大きさを選びながら繁殖させてきた家禽です。
2026年11月4日放送予定のテレビ朝日『徹子&純次&良純 世界のニュース衝撃映像の会』では、ブラジルにいる世界最大級のニワトリが取り上げられます。ブラジルを代表する巨大鶏のインディオ・ギガンテについて、大きさや特徴を見ていきます。
雄は105cm以上、雌は90cm以上が目安
ブラジルの飼育者団体ABRACIGが示す品種規格では、雄の高さは105cm以上、雌は90cm以上とされています。大きな雄のなかには1.2メートル前後に達するものもあり、立って首を伸ばした姿は一般的なニワトリと大きく異なります。
もっとも、すべての個体が1メートルを超えるわけではありません。体格には個体差があり、測る際に自然に立っているか、首を伸ばしているかによっても数値が変わります。「身長1.2m」はどの個体でも同じという意味ではありません。
重さは何キロ?背が高いことが最大の特徴
ABRACIGの規格では、体重の下限は雄4.5kg以上、雌3kg以上です。高さほどには重さが目立たない場合もあり、巨大な体は単に丸々と太いのではなく、脚が長く、首をまっすぐに伸ばした形に特徴があります。
「世界最大のニワトリ」と呼ばれることがありますが、高さが最大なのか、体重が最大なのかで意味は変わります。ブラマやジャージー・ジャイアントのような、重さで知られる大型品種も存在します。インディオ・ギガンテは、とくに背の高さを重視して作られてきた巨大鶏と理解するとわかりやすいでしょう。
なぜこんなに大きくなった?品種改良の歴史
インディオ・ギガンテは、ブラジルの在来のニワトリに、大型で脚の長い系統を取り入れて改良されてきました。交配に関わった系統としては、アジア由来のシャモやマレーなどが挙げられます。
背が高い個体を繰り返し選んで交配することで、現在の長い脚と首、存在感のある姿が形づくられました。東京大学総合研究博物館の解説でも、インディオ・ギガンテは高さを重視して改良されたブラジル産の巨大品種として紹介されています。
このため「巨大なニワトリがブラジルの森で自然発生した」という話ではありません。ニワトリという身近な家畜を、人がある特徴に注目して育種した結果なのです。
普通のニワトリと見た目はどう違う?
目立つのは長い脚と長い首です。一般的な丸みのある鶏よりも立ち姿が縦に伸び、脚で体を高い位置に持ち上げています。体に密着した比較的短い羽毛や、引き締まった胴体も特徴のひとつです。羽色には複数の系統があり、すべてが同じ色というわけではありません。
あまりの大きさから、写真や動画を見て「合成では?」と感じる人もいますが、実在するブラジル原産の家禽です。ただし、インターネット上の動画には広角レンズや撮影位置で実物以上に大きく見えるものもあるため、個体の正確な大きさは測定値で判断する必要があります。
卵を産む?食用にもなる?
インディオ・ギガンテは普通のニワトリと同じように雌が卵を産みます。もともとの改良では、高さや姿の見栄えが重視され、観賞・展示向けとしての価値が高まってきました。
ブラジルの飼育団体は観賞用だけでなく食肉利用も挙げていますが、一般的な採卵鶏のように卵を大量に産むことを第一の目的として作られた品種ではありません。鶏舎や運動スペースも、大きな体格に合わせる必要があります。
まとめ
インディオ・ギガンテは、ブラジルで育種された背の高い巨大ニワトリです。飼育者団体の基準では雄105cm以上、雌90cm以上で、1.2m級の雄もいます。体重の大きさよりも、長い脚と首を伸ばした高さが特徴です。シャモやマレーなどの系統を取り入れて改良された、実在する家禽の一種です。
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