「ホンマでっか!?TV」で紹介された婚活37%ルールとは
2026年9月16日放送のフジテレビ「ホンマでっか!?TV」では、EXIT兼近大樹さんの結婚相談所登録エピソードをきっかけに、令和の最新結婚事情を特集しました。
代理婚活や「3家男子」、結婚前に話し合っておきたい問題などさまざまなテーマが登場する中、特に気になったのが統計学に詳しい佐藤舞さんが紹介した**「37%ルール」**です。
37%ルールとは、相性が37%なら結婚するという意味ではありません。
候補となる人の最初の約37%を比較する期間にして、その後、それまでで最も良かった人を上回る相手が現れたら決断するという考え方です。
もともとは数学の「秘書問題」と呼ばれる最適停止問題から生まれた考え方で、出会いの選択肢が増えた現代の婚活とも相性のいいテーマとして紹介されました。
この記事でわかること
- 婚活37%ルールの意味
- 37%ルールを婚活に当てはめる方法
- なぜ「37%」という数字になるのか
- 現実の恋愛で使うときの注意点
37%ルールは最初の約37%を「比較期間」にする考え方
37%ルールの基本は、「最初から1人に決めず、まず一定数の候補を見る」というものです。
例えば、自分が「30人と会った中から結婚相手を考える」と決めたとします。
30人の37%は約11人です。
この場合、数学上のモデルでは最初の11人ほどを比較のための期間として使います。
そして12人目以降で、最初の11人の中で最も良かった人よりも「この人の方がいい」と判断できる相手が現れたところで決めます。
つまり37%とは、相手の条件や相性を表す数字ではありません。
「探す時期」から「決める時期」へ切り替える目安です。
30人なら約11人、20人なら約7人が目安
37%ルールを人数で考えると分かりやすくなります。
例えば、
- 10人なら最初の約4人
- 20人なら最初の約7人
- 30人なら最初の約11人
- 50人なら最初の約18人
ほどが比較期間になります。
ただし、これは「11人目までは絶対に付き合ってはいけない」というルールではありません。
実際の恋愛や婚活では、人数よりも「半年間」「1年間」といった期間で考える方が使いやすい場合もあります。
例えば1年間婚活すると決めた場合、最初の4~5か月ほどを自分の判断基準を作る時期として、その後は良い相手が現れたら決断するという使い方もできます。
重要なのは、無期限に「もっといい人がいるかもしれない」と探し続けないことです。
なぜ37%なのか?元になった「秘書問題」
37%という少し中途半端な数字は、感覚的に決められたものではありません。
元になっているのが、数学で知られる**秘書問題(Secretary Problem)**です。
例えば企業が1人の秘書を採用するとします。
応募者が1人ずつ面接に来て、その場で採用するか断るかを決めなければなりません。
しかも、一度断った応募者をあとから採用することはできません。
この条件で「全応募者の中から最も優秀な1人を選べる確率」を高くする方法を考えると、最初の約36.8%を見送り、その後、それまでで最も優秀だった人を上回る候補が現れた時点で選ぶ方法が有効になります。
この約36.8%を丸めたものが「37%ルール」です。
数学では「1/eルール」と呼ばれることもあります。
マッチングアプリ時代ほど「決められない」が起こりやすい
今回の番組では、佐藤舞さんから、SNSやマッチングアプリによって出会いの数は増えた一方で、「この人」と決めにくい時代になっているという話も出ました。
これは現在の婚活ではかなり重要なポイントです。
以前なら身近な人や紹介など、出会える人数そのものに限りがありました。
ところがマッチングアプリでは、スマートフォンを開けば次々と新しい候補を見ることができます。
その結果、
「この人もいいけれど、もっと合う人がいるかも」
「次の人の方が条件がいいかもしれない」
と比較を続けやすくなります。
選択肢が多いことはメリットですが、終わりが決まっていなければ、いつまでも決断できない状態にもなりかねません。
37%ルールは、理想の相手そのものを見つける魔法の公式というより、探し続ける状態に区切りをつける考え方として見ると分かりやすいでしょう。
最初の37%で「自分が何を重視するか」を知る
現実の婚活で37%ルールを取り入れるなら、最初の37%を単純に「捨てる期間」にする必要はありません。
むしろ、自分の結婚観を知る期間として利用する方が現実的です。
実際にいろいろな人と会ってみることで、
- 年収より会話のしやすさを重視していた
- 趣味より生活リズムが合うことが大切だった
- 家事や育児への考え方は譲れなかった
- 住む場所について価値観が違うと難しい
など、自分でも気づかなかった判断基準が見えてきます。
最初から条件を何十個も作るより、実際の出会いを通して「自分は何を大切にしているのか」を知る。
そのうえで判断する時期へ移るという考え方です。
現実の恋愛では37%を厳密に守る必要はない
37%ルールには大きな注意点があります。
秘書問題と現実の恋愛では条件がまったく同じではありません。
秘書問題では、一度断った人には二度と戻れないという条件があります。
しかし恋愛なら、以前会った人ともう一度連絡を取ることもあります。
さらに結婚相手選びは、自分だけが相手を選ぶものでもありません。
こちらが「この人」と決めても、相手にも選ぶ権利があります。
人間関係は時間とともに変化しますし、最初の印象だけでは分からない部分もあります。
そのため、
「37人見るまでは絶対に付き合わない」
といった機械的な使い方をするものではありません。
37%という数字そのものよりも、「探索する期間」と「決断する期間」を分ける発想の方が大切です。
結婚前には子ども・お金・家事・住む場所を話しておく
番組では、37%ルール以外にも結婚前に重要な話題が紹介されました。
佐藤舞さんが挙げたのが、結婚後に揉めやすいテーマです。
主なものは、
- 子どもを持つか
- お金をどう使うか
- 家事・育児をどう分担するか
- どこに住むか
というもの。
相手を「選ぶ」ことだけでなく、結婚後の生活について事前に話しておくことも重要ということです。
37%ルールで出会いのタイミングを考えたとしても、その先にある生活の価値観が合わなければ結婚生活は別問題です。
むしろ相手を比較する際には、年齢や年収など目に見える条件だけではなく、こうした生活に直結する部分を見ることも大切になりそうです。
「3家男子」など令和の結婚相手選びも変化
番組では、若者文化に詳しい原田曜平さんが、女性が男性に求める条件の変化についても紹介しました。
令和では、
- 家事をする
- 家計は折半
- 家庭を最優先する
という3つの「家」を持つ**「3家男子」**という考え方が登場しているとのこと。
かつての「高収入の男性が有利」という単純な構図から、家庭生活を一緒に運営できる相手が重視される方向へ価値観が変化していることが分かります。
結婚相談所を運営する山本早織さんからも、年齢や年収が同格で、家事や育児を分担したいと考える女性が増えているという話が紹介されました。
条件の良さだけでなく、一緒に生活を作れる相手かどうかが、令和の結婚相手選びでは重要になっているようです。
まとめ
「ホンマでっか!?TV」で紹介された婚活の37%ルールは、候補となる人の最初の約37%を比較期間とし、その後、それまでで最も良かった人を上回る相手が現れたら決断するという考え方です。
もともとは数学の「秘書問題」と呼ばれる最適停止問題から生まれました。
ただし、現実の恋愛を数学どおりに進める必要はありません。
37%という数字を守ることより、
「いつまで探すのか」
「自分は何を大切にするのか」
「いつから決断するのか」
をあらかじめ考えておくことに意味があります。
出会える人数が増えたからこそ、「もっといい人がいるかもしれない」と探し続けるのではなく、どこかで決めるタイミングを作る。
37%ルールは、そんな令和の婚活ならではの悩みを考える1つのヒントといえそうです。
参考リンク
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