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15坪狭小住宅で子供部屋3つと吹き抜けリビングを叶える間取り|THE突破ファイル

15坪の細長い土地で家族5人が暮らす狭小住宅の工夫

2026年9月17日放送の『THE突破ファイル』では、15坪の細長い狭小地に家族5人が暮らす住宅が登場します。求められているのは、子供部屋3つ、全面窓、吹き抜けリビングという、限られた土地ではかなり難しい条件です。番組制作会社シオンの告知でも、この3つが今回の「狭小住宅」の大きな難題として紹介されています。

実際の狭小住宅を調べると、建築面積15坪弱でも3つの子供部屋を設けた3階建て住宅など、今回の条件を考えるうえで参考になる実例があります。ポイントになるのは、限られた床を細かく区切るだけではなく、上下方向を使って家族の居場所を分け、収納や採光まで一体で考えることです。

この記事でわかること

  • 15坪クラスで子供部屋3つを確保する考え方
  • 3階建てと2階LDKが狭小住宅に向く理由
  • 吹き抜けが狭いリビングを広く感じさせる仕組み
  • 15坪の土地で家を建てる際に確認したいポイント

15坪でも子供部屋3つは「縦に分ける」と成立しやすい

15坪前後の建物で家族5人が暮らす場合、平面的に部屋を並べようとすると、どうしてもLDKや収納、廊下が圧迫されます。

そこで有効なのが、1階・2階・3階で役割を分ける方法です。

東京都大田区の工務店・ビーテックが公開している施工例には、21坪の細長い土地に建築面積15坪弱の3階建てを建てた住宅があります。

この住宅では、

  • 2階にLDK
  • 3階に共有スペース
  • 共有スペースの奥に子供部屋3つ

という構成が採用されています。建築面積が15坪弱でも、上方向へ空間を重ねることで3つの個室を成立させている実例です。

ただし、このビーテックの住宅は『THE突破ファイル』で紹介される住宅とは別の施工例です。番組の住宅として確認されたものではありません。

今回の番組条件に近い実在例として、狭小住宅でどのような設計が可能なのかを考える材料になります。

子供部屋3つは収納を各部屋に詰め込みすぎない

3つの子供部屋を作るとなると、「それぞれの部屋にクローゼットも必要」と考えがちです。

しかし狭小住宅では、収納を3部屋へ分散すると、その分だけ個室が狭くなってしまいます。

先ほどのビーテックの住宅では、3階の階段を上がった場所に共有スペースを設け、その場所に収納家具を置く計画になっています。

洗濯物などを個室へ入らずに収納できるため、子供部屋そのものへ収納を抱え込ませる必要がありません。施工会社も、共有スペースへ収納をまとめるメリットを紹介しています。

つまり、狭い家で3つの個室を確保する場合は、

  • 個室は「寝る・勉強する」場所としてコンパクトにする
  • 家族で使う収納は共用部へまとめる
  • 廊下や階段まわりも収納場所として使う
  • 家具を置く前提ではなく造作や壁面も利用する

といった考え方が有効です。

「3部屋をどう押し込むか」だけではなく、子供部屋から何を外へ出せるかが重要になります。

吹き抜けは狭いリビングに光と視線の抜けを作る

今回もう1つ注目したい条件が吹き抜けリビングです。

吹き抜けを作れば、その部分には上階の床を作れなくなります。「15坪しかないのに、さらに床を減らして大丈夫なのか」と感じますが、狭小住宅では逆に吹き抜けが大きな役割を果たします。

狭小住宅を多く手がけるBLISSは、横方向に広げられない狭小地で、上下方向への広がりを加える方法として吹き抜けを紹介しています。

吹き抜け上部へ窓を設ければ、上から光を取り込みながら視線を上へ誘導でき、床面積以上の開放感を作れます。

特に細長い住宅では、建物の中央部分まで自然光が届きにくくなりがちです。

そのため、

  • リビング上部を吹き抜けにする
  • 高い位置へ窓を設ける
  • 階段と吹き抜けを近づける
  • 上下階へ光が抜ける空間を作る

といった設計が、採光と開放感の両方につながります。

番組予告にある「全面窓」と「吹き抜け」は、単独のアイデアではなく、限られた横幅の中で光をどう住宅内部へ届けるかという同じ課題につながっていると考えると分かりやすいでしょう。

2階LDKなら限られた土地でもリビングを広く取りやすい

狭小3階建てでよく見られるのが、LDKを1階ではなく2階へ置く間取りです。

ビーテックの施工例でも、建築面積15坪弱の住宅でLDKは2階に配置されています。3階を子供たちのフロアにすることで、家族が集まる場所と個室を上下に分けています。

例えば、

  • 1階:玄関、水回り、寝室など
  • 2階:LDK
  • 3階:子供部屋3つ

というように役割を明確にすれば、同じ階へLDKと個室を詰め込む必要がありません。

さらに2階なら道路からの視線を避けながら窓を大きく取りやすく、吹き抜けを3階側へ伸ばす構成も考えられます。

狭小住宅では、部屋を横へ並べる発想よりも、家族の暮らしを階ごとに積み重ねる発想が重要になってきます。

15坪の土地すべてを建物にできるわけではない

「15坪の土地なら、1階15坪×3階でかなり広くできる」と単純には計算できません。

住宅を建てる際には、土地ごとに建ぺい率や容積率などの制限があります。

建築基準法では、

  • 建ぺい率:敷地面積に対する建築面積の割合
  • 容積率:敷地面積に対する延べ面積の割合

が定められており、用途地域などによって上限が変わります。

そのため15坪という数字だけでは、実際にどれほどの建物が建てられるかは決まりません。

狭小住宅を計画する際には、少なくとも次の点を確認する必要があります。

  • 建ぺい率
  • 容積率
  • 用途地域
  • 前面道路の条件
  • 高さや斜線に関する制限
  • 防火・準防火地域などの条件

土地が小さいほど、わずかな床面積の差が間取りへ大きく影響します。

だからこそ狭小住宅では「何坪あるか」だけではなく、その土地で使える建物のボリュームをどこまで引き出せるかが重要です。

番組の住宅と外部の施工例は同じものではない

今回の『THE突破ファイル』について公式に確認できる住宅条件は、15坪の細長い狭小地に家族5人が暮らし、子供部屋3つ、全面窓、吹き抜けという難題が設定されていることです。

この記事で紹介したビーテックやBLISSの住宅・設計手法は、それぞれ別の住宅に関する公式情報です。

番組で田中卓志さんとこがけんさんがたどり着く突破アイデアが、これらの住宅と同じだと確認されたわけではありません。

ただ、実際の施工事例を見ると、

3階建てで床を縦に使う
→ 2階へLDKを置く
→ 最上階へ子供部屋を集める
→ 収納を共用部へ逃がす
→ 吹き抜けと高い窓で光と開放感を確保する

という方法によって、15坪クラスでも家族の居場所を増やせることが分かります。

まとめ

15坪の細長い土地で、家族5人の住まいに子供部屋3つと吹き抜けリビングを作るには、単純に小さな部屋を並べるだけでは限界があります。

ポイントになるのは、限られた面積を横ではなく縦へ展開することです。

3階建てにして生活機能を階ごとに分け、子供部屋から収納などを共用部へ移す。そして床面積を一部使ってでも吹き抜けを設け、光と視線を上下へ通すことで、数字以上の広さを感じられる住宅へ近づきます。

実際に建築面積15坪弱で3つの子供部屋を設けた施工例もあり、「15坪だから家族5人では無理」と一概には言えません。

『THE突破ファイル』の狭小住宅では、こうした厳しい条件の中で、田中卓志さんとこがけんさんがどんな発想で空間を生み出すのかが見どころになりそうです。

参考リンク


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