寄附3億円でもらえるのは「9000万円分の別荘」ではない
2026年9月8日の『X秒後の新世界』では、京本大我さんも驚く「一番高いふるさと納税返礼品」が紹介されます。
現在確認できる強烈な高額返礼品のひとつが、北海道北見市の「別荘取得支援チケット9000万円分」です。寄附金額はなんと3億円。ふるさとチョイス、ANAのふるさと納税、ふるなびなど複数のポータルで実際に掲載されています。
ただし、「3億円寄附すると9000万円の豪邸がそのまま届く」という返礼品ではありません。
この記事でわかること
- 寄附額3億円の返礼品の正体
- 9000万円分で何に使えるのか
- 土地代や建築材料費まで対象になるのか
- なぜ返礼額がちょうど9000万円なのか
北見市「別荘取得支援チケット9000万円分」

出典:ふるなび・北海道北見市
北海道北見市が用意している最上位コースは、寄附金額3億円に対して「別荘取得支援チケット9000万円分」が返礼品となります。
提供事業者は公益社団法人全日本不動産協会北海道本部オホーツク地区部会です。
JRE MALLの「5000万円以上」返礼品一覧でも、現在3億円の北見市返礼品が掲載されています。同ページには1億5800万円の真空管アンプ、1億5000万円の競走馬支援、1億円のR34 GT-Rなども並んでいますが、確認できる一覧では北見市の3億円が最も高額です。
9000万円分で利用できるサービス
対象になるのは、北見市内で別荘を取得するために提供される「サービス」です。
具体的には、別荘候補地の選定や提案、建物・外構の設計、建物基礎や外構などの土木工事、土地建物の登記や土地取得に伴う手続きの支援・代行などです。
ここが非常に重要です。
土地そのものの購入費や建築資材費などは対象外です。
つまり9000万円のチケットを受け取ったからといって、9000万円の土地や家を無料で取得できるわけではありません。
別荘建設に関係する設計・施工・手続きなど、北見市内で提供される一定のサービスに充てる返礼品です。
なぜ3億円の寄附で9000万円なのか
計算すると、
3億円 × 30% = 9000万円
になります。
ふるさと納税では、自治体が返礼品を提供する場合「返礼割合3割以下」「地場産品であること」という基準があります。総務省もこの基準を明示しています。
北見市の9000万円分という設定は、3億円の30%にあたります。
高額すぎて感覚が麻痺しますが、割合そのものは一般的なふるさと納税制度のルールに沿った数字です。
実は1000万円から段階的なコースがある
北見市の別荘取得支援は3億円だけではありません。
現在確認できるラインナップには、
- 寄附1000万円 → 300万円分
- 寄附3000万円 → 900万円分
- 寄附5000万円 → 1500万円分
- 寄附1億円 → 3000万円分
- 寄附3億円 → 9000万円分
という段階があります。いずれも寄附額に対して30%相当です。
「試しに申し込んでみる」という金額ではありませんが、一度だけの話題作りではなく、本格的な別荘取得支援サービスとして複数コースが用意されていることが分かります。
申し込み前に知っておきたい注意点
9000万円分チケットの有効期限は寄附受付から2年間です。
返品、譲渡、換金はできません。さらに寄附後のキャンセルもできないため、掲載ページでは事業者との契約を完了してから寄附することを勧めています。
土地代、建築資材費など別途必要になる費用も非常に大きくなる可能性があります。
「3億円寄附して9000万円分のチケット」という数字だけを見るのではなく、どこまでがチケット対象なのかを確認する必要があります。
実用情報
返礼品名は「北見市内限定 別荘取得支援チケット9000万円分」、寄附額は3億円です。申込は通年で、チケットの有効期限は寄附受付から2年間。複数の大手ふるさと納税ポータルで掲載されています。
北見市内で別荘を取得することが前提なので、一般的な商品返礼品とは性格が大きく異なります。
まとめ
3億円という寄附額だけを見ると「いったい何が届くのか」と気になりますが、北海道北見市の返礼品は9000万円相当の別荘取得支援サービスです。
土地や完成済みの別荘そのものがもらえるわけではなく、候補地選定、設計、基礎・外構工事、登記などに利用できるのがポイントです。
そして「3億円→9000万円」という数字にも、返礼割合3割以下というふるさと納税制度のルールがきれいに反映されています。
『X秒後の新世界』の「最高額返礼品」というテーマから独立記事にするなら、単に3億円と紹介するだけでなく、「何が9000万円分なのか」まで押さえておくと検索読者の疑問をかなり解消できます。
参考リンク
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