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田辺藍の「農キャラ」とは?500袋超を集めたグリーンザウルスとの出会い|マツコの知らない世界

人物

スーパーの野菜袋を「研究対象」に変えた田辺藍さん

2026年9月8日放送の『マツコの知らない世界』では、パンケーキと並んで「農業キャラクターの世界」も登場します。案内役は田辺藍さん。本人の活動アカウントからも番組出演が告知されています。

田辺さんが「農キャラ」と呼んでいるのは、ご当地キャラクター全般ではありません。スーパーで売られている野菜や果物の袋に、ひっそり描かれているキャラクターです。

約10年前、ピーマンの袋で見つけた「グリーンザウルス」をきっかけに収集を始め、現在では500袋以上。単なるコレクションではなく、デザインや作り手、時代背景まで分析する研究へ発展しています。

この記事でわかること

  • 田辺藍さんが名付けた「農キャラ」の意味
  • 研究を始めるきっかけになったグリーンザウルス
  • 500袋以上集める独特な収集方法
  • 農キャラ研究のZINEや公式サイトを見る方法

原点は宮崎県産ピーマン「グリーンザウルス」

グリーンザウルス | ゆるキャラグランプリ

出典:ゆるキャラグランプリ「グリーンザウルス」

田辺さんが農キャラにのめり込むきっかけになったのが「グリーンザウルス」です。

約10年前、神奈川県で一人暮らしをしていた大学生時代、スーパーで買ったピーマンの袋に、頭がピーマンで体が恐竜というキャラクターが描かれていました。

「こんなキャラいたんや」と気になり、その袋を捨てられなかったことから、別の野菜袋に描かれたキャラクターも集めるようになったと田辺さんは語っています。

グリーンザウルスは架空のネットキャラクターではなく、JA宮崎経済連・宮崎県促成ピーマン共同計算委員会に所属する正式なキャラクターとして登録されています。

さらに「グリーンザウルス」はキャラクター名であると同時に、宮崎県産ピーマンの名称でもあります。

JA宮崎経済連によると、宮崎県のピーマンは「グリーンザウルス」の名前で全国へ出荷されています。冬春ピーマンの大産地で、キャラクターが農産物ブランドそのものと結び付いている例です。

2026年にはサンリオキャラクター大賞のパートナー部門にもエントリーしており、長く使われてきた農キャラが新しい形で展開されていることも分かります。

「農キャラ」は田辺藍さんが付けた名前

田辺さんの公式サイトでは、農キャラを

「野菜や果物などのパッケージにいるキャラ」

と定義しています。

ポイントは、キャラクター単体ではなく農産物のパッケージにいることです。

スーパーの青果売り場を見ると、産地名やJA名だけが書かれた袋もあれば、トマト、ピーマン、ほうれん草、にんじんなどを擬人化したキャラクターが描かれた袋もあります。

全国的な知名度はなくても、その産地では何十年も使われているキャラもいます。

田辺さんは、これらを収集・分析・考察する活動そのものを「農キャラ研究」として続けています。

コレクションは500袋を超えた

田辺さんが集めたパッケージは500袋以上。

ただし、農キャラ収集には普通のカードやシール集めにはない大きなルールがあります。

中に入った野菜や果物をきちんと食べることです。

田辺さんは「中身をおいしく食べることも研究の一環」としており、旅先で大量に購入すれば、自宅へ宅配したり、宿泊しているゲストハウスで調理したりして消費しています。

スイカのように一度に食べ切りにくく、価格も高い農産物は特に集めにくいため、比較的買いやすい野菜の袋が増えやすいそうです。

この「中身も含めて農産物を受け止める」という姿勢が、単なる包装ゴミの収集とは違うところです。

キャラクターを分類すると時代まで見えてくる

集めた農キャラは、ただファイルへ保存して終わりではありません。

田辺さんは、

顔だけか全身があるか、セリフが付いているか、手描き風か、企業やアニメとのコラボか、といった視点で分類しています。

こうして並べていくと、パッケージデザインと、その時代の大衆文化や社会状況との関係も見えてくるといいます。

公式サイトには「農キャラアルバム」もあり、ピーマン、ほうれん草、にんじんなど作物別にキャラクターを整理しています。

ピーマンだけを見ても、企業、JA、県のキャラクター、個人農家など作り手はさまざまです。

JAだけでなく企業や個人農家もキャラを作っている

農キャラの作り手で多いのがJAです。

田辺さんは取材で、JAが作成したキャラクターが最も多いのではないかと分析しています。一方で自治体、企業、個人農家などが独自に作ったキャラクターもあります。

知名度の高い例では、ゼスプリのキウイブラザーズや、ホクトの「きのこ組」も、広い意味では農産物販売とキャラクターが結び付いた存在です。

さらに、高知県にはやなせたかしさんがデザインした「高知の野菜11人きょうだい」のように、地域の農産物全体をPRするために生まれたキャラクターもあります。

一袋の野菜から、「誰が売っているのか」「どこの産地なのか」「どう覚えてもらおうとしたのか」まで見えてくるのが農キャラの面白さです。

農キャラ研究はZINEにもなっている

田辺さんは研究結果をウェブだけでなく、個人制作冊子の「ZINE」としてまとめています。

活動名は「あおたな書房」。

公式サイトによると、研究ZINEはイベントでの販売のほか、BOOTHを使った通信販売も行っています。大阪、岡山、京都、広島、奈良などにも取り扱い店があります。

2026年にも文学フリマやZINEイベントへの出展を続けており、テレビ出演以前から独立した研究活動として育っていたことが分かります。

実用情報

『マツコの知らない世界』を見て自分でも農キャラを探したくなったら、まずスーパーの袋入り青果を見るのが簡単です。

キャラクターだけを見るのではなく、

「JA名」「産地」「生産者名」「商品ブランド」

まで一緒に確認すると、そのキャラがなぜ作られたのか調べやすくなります。

田辺さんの公式「農キャラアルバム」には、ピーマン、ほうれん草、にんじんなどの分類ページがあるので、スーパーで見つけたキャラとの答え合わせにも使えます。

研究ZINEは「あおたな書房」のBOOTHから通販可能。公式サイトにはイベント予定や実店舗での取り扱い情報も掲載されています。

まとめ

田辺藍さんの農キャラ研究は、大学生時代に偶然買ったピーマンの袋から始まりました。

そこにいた「グリーンザウルス」が気になり、袋を捨てられなかった。その小さな出来事が、500袋を超えるコレクションと、分類・考察、ZINE制作へ発展しています。

普段なら野菜を取り出したあと捨ててしまうパッケージも、よく見ると産地や時代、販売戦略、デザイナーの個性が詰まっています。

『マツコの知らない世界』の放送後、スーパーの野菜売り場を見る目が少し変わりそうなテーマです。

参考リンク


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