群馬・昭和村で生産が広がる「白なす」の魅力
2026年9月10日放送のNHK総合「うまいッ!」では、“なす新時代”のパイオニアとして群馬県昭和村の「白なす」が紹介されます。純白の見た目だけでなく、加熱すると果肉がなめらかになり、とろけるような食感へ変わるのが大きな特徴です。
番組では食材ハンターの當間ローズさんが昭和村の畑を訪問。高品質な白なすを育てる栽培方法に迫るほか、家庭で楽しめる料理も紹介されます。
気になるのは、「昭和村の白なすはどこで買えるのか」「普通の紫なすとは何が違うのか」というところ。昭和村の直売所情報とともに、白なすをおいしく食べる方法までまとめます。
この記事でわかること
- 群馬県昭和村の白なすを探せる直売所
- 白なすの旬と特徴
- 番組の白なすと「とろ〜り旨なす」の関係
- 白なすのおすすめの食べ方
群馬・昭和村の白なすを買うなら「道の駅あぐりーむ昭和」が有力

公式画像:NHK前橋公式X「白なす」紹介投稿
昭和村産の野菜を現地で探すなら、まず候補になるのが「道の駅あぐりーむ昭和」にある農産物直売所「旬菜館」です。
旬菜館は、昭和村で収穫された新鮮な野菜が集まる直売所。道の駅公式サイトでも「やさい王国昭和村」の野菜が最盛期には所狭しと並ぶと紹介されています。
所在地は群馬県利根郡昭和村森下2406-2。関越自動車道の昭和ICから車で約1分という立ち寄りやすい場所です。
4月〜10月の営業時間は9時〜18時、11月〜3月は9時〜17時。旬菜館への直通電話は0278-50-3003です。
ただし、「番組で紹介される白なすが毎日必ず販売されている」とまでは公式情報で確認できません。野菜は収穫状況によって入荷が変わるため、白なすを目的に訪れる場合は旬菜館へ事前に問い合わせるのが確実です。
番組では白なすについて「都内スーパーにもお目見えしている」と紹介されています。昭和村まで行けない場合も、夏から初秋にかけて青果売り場で「白なす」を探してみる価値があります。
白なすの旬は夏から秋、群馬産は夏に出荷が活発
群馬県は全国有数のなす産地で、県公式の「ぐんま食材辞典」では、県産なすの主な出荷時期を3月〜11月としています。
白なすについても夏場に流通量が増えます。
種苗メーカーのトキタ種苗が展開する白なす品種「とろ〜り旨なす」は、7月から群馬産の出荷が最盛期を迎えるとされています。2025年時点では、この品種の栽培面積が5年間で3倍以上に増えたことも公表されました。
9月は最盛期のピークを過ぎつつも、夏秋野菜として白なすを見つけやすい時期です。今回「うまいッ!」が9月に昭和村を取り上げるのも、産地ならではの白なすの魅力を知るにはちょうどいい季節といえます。
番組の「白なす」と「とろ〜り旨なす」を同一品種とは断定できない
ここは混同しないようにしたいポイントです。
番組では昭和村で栽培される野菜を「白なす」と紹介しています。一方、トキタ種苗からは「とろ〜り旨なす」という純白の品種が販売されており、群馬県が主要産地の一つになっています。
「とろ〜り旨なす」は、真夏でも果皮が純白で、加熱すると非常にやわらかくなり、とろけるような食感になる品種です。一般的な紫なすより大きく育ち、果皮から紫色が出ないため料理の色を邪魔しにくいという特徴もあります。
番組内容の「純白」「加熱するととろける」「濃厚」という特徴とは非常によく似ています。
ただし、NHKの公開されている番組情報では、昭和村で取材された白なすの正式な品種名までは明記されていません。
そのため、「うまいッ!で紹介された昭和村の白なす=とろ〜り旨なす」と断定するのは避けた方が正確です。
番組では「昭和村の白なす」、トキタ種苗では「とろ〜り旨なす」という白なす品種が展開されている、という別々の事実として捉えるのがよいでしょう。
白なすはなぜ加熱するとトロトロになるのか
白なすの面白さは、生の状態よりも加熱したときにはっきり分かります。
白なすの中には、果肉が肉厚で水分を多く含み、加熱によって緻密な果肉がなめらかになるタイプがあります。
トキタ種苗の「とろ〜り旨なす」も、加熱すると白子を思わせるような舌触りになることが特徴として紹介されています。アクやなす特有のクセも比較的少なく、一般的ななすとは違う食感を楽しめる品種です。
そのため、薄く切って短時間炒めるよりも、ある程度厚みを残して中までしっかり火を通す料理に向いています。
白なすステーキ、天ぷら、唐揚げ、揚げ浸しなど、油と組み合わせた料理との相性が特に良い食材です。
白なすは厚切りステーキにすると特徴が分かりやすい
白なすを初めて食べるなら、まず試したいのが「なすステーキ」です。
白なすを2〜3cmほどの厚切りにして、フライパンに油をやや多めに入れ、両面をじっくり焼きます。
表面に香ばしい焼き色がつき、中まで火が通ると果肉が驚くほどやわらかくなります。
味付けは塩だけでも十分ですが、しょうゆとバター、みそだれ、ポン酢、オリーブオイルなどもよく合います。
白なすそのものの食感を確かめたいなら、調味料を増やしすぎず、まずはシンプルに焼いて食べるのがおすすめです。
揚げ浸しなら電子レンジでもとろける食感を楽しめる
農林水産省では、トキタ種苗提供の「とろ〜り旨なすの揚げ浸し風」レシピも公開しています。
作り方は比較的簡単です。
白なすを厚めの半月切りにしてサラダ油を全体になじませ、耐熱皿に並べてラップをかけ、電子レンジで加熱。熱いうちに白だしへ浸します。
農林水産省のレシピでは500Wで6分が目安とされています。油で揚げなくても、とろっとした食感を引き出せる方法です。
白なすは油との相性が良い一方、油をかなり吸いやすい食材でもあります。
家庭で手軽に楽しみたいなら、油を表面になじませて電子レンジ加熱する方法は取り入れやすそうです。
昭和村の寒暖差が高原野菜のおいしさを支える
昭和村は「やさい王国」を掲げる農業の村です。
村公式サイトによると、村の面積の40.9%を畑が占め、レタス、ほうれん草、キャベツ、トマト、とうもろこし、なすなど数多くの農産物が栽培されています。
さらに道の駅あぐりーむ昭和では、昭和村の野菜について、昼夜の寒暖差がある環境で育つことがおいしさにつながっていると紹介しています。
今回の「うまいッ!」では、當間ローズさんが実際に産地へ入り、「高品質な白なすを生産するこだわり栽培の秘密」に迫ります。
単に珍しい白いなすを紹介するだけでなく、農業が盛んな昭和村で、なぜ新しいタイプのなすが作られているのかという点も見どころになっています。
白なすを選ぶときは白さとハリをチェック
白なすを店頭で見つけたら、果皮にハリがあり、持ったときにずっしりと重みを感じるものを選びたいところです。
白い品種は紫なすのように「なす紺」のツヤで鮮度を判断しにくいため、皮の張りやヘタの状態を確認すると選びやすくなります。
白なすは品種によって200〜400gほどまで大きくなるものもあり、「大きいから育ちすぎ」とは限りません。トキタ種苗の「とろ〜り旨なす」も一般的ななすより大きな果実になる品種として紹介されています。
購入後は乾燥を防ぐため袋やラップなどで包み、冷蔵庫の野菜室へ。なるべく鮮度が良いうちに加熱調理して、とろける果肉を楽しみたい食材です。
まとめ
2026年9月10日の「うまいッ!」で紹介されるのは、群馬県昭和村で生産されている白なすです。
昭和村産の野菜を現地で探すなら、「道の駅あぐりーむ昭和」の農産物直売所・旬菜館が有力な場所です。ただし白なすの入荷は収穫状況によって変わるため、白なすだけを目的に訪れる場合は事前確認がおすすめです。
白なす最大の魅力は、何といっても加熱したときの食感。厚切りステーキや揚げ浸し、天ぷらなどにすると、一般的な紫なすとはひと味違う濃厚でとろける果肉を楽しめます。
なお、群馬県を主要産地とする「とろ〜り旨なす」という品種もありますが、NHKが昭和村で取材した白なすと同一品種であることは公式情報から確認できません。この2つは分けて考えるのが正確です。
参考リンク
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