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蕪嶋神社の場所とウミネコの見頃|御朱印・株が上がるお守りと火災からの再建

神社・伝統文化

蕪嶋神社の場所と見どころ|約3万羽のウミネコが集まる八戸の神社

蕪嶋神社(かぶしまじんじゃ)は、青森県八戸市の蕪島にある神社です。春から夏にかけて約3万〜4万羽のウミネコが飛来する国指定天然記念物の繁殖地にあり、株価や人望の「かぶ」が上がるという縁起のよさでも知られています。

2026年10月26日放送のNHK総合『鶴瓶の家族に乾杯』では、藤本美貴さんがウミネコを探して蕪島を訪れる予定です。

蕪嶋神社の場所・参拝時間・アクセス

蕪嶋神社は、青森県八戸市の太平洋に面した小高い丘の上にあります。

かつて蕪島は独立した島でしたが、1940年代の埋め立て工事によって陸続きとなりました。

現在は三陸復興国立公園の北の玄関口に位置し、海の景色と神社の両方を楽しめる場所です。

基本情報

  • 名称:蕪嶋神社

  • 所在地:青森県八戸市鮫町鮫56-2

  • 御祭神:市杵嶋姫命(いちきしまひめのみこと)

  • 参拝時間の目安:9時〜16時

  • JR八戸線「鮫駅」から徒歩約15分

  • 八戸駅から車で約30分

  • 電話:0178-34-2730

  • 駐車場:蕪島周辺に無料駐車場あり

参拝や御朱印の受付時間は変更される場合があるため、事前の確認がおすすめです。

車で訪れる場合には、駐車場所に注意が必要です。

八戸市は2026年7月、ウミネコと車の衝突事故を防ぐため、一般観光客に蕪島駐車場などの無料駐車場を利用するよう呼びかけています。

蕪嶋神社専用の駐車場は一般観光用ではないため、案内に従って駐車してください。

ウミネコの見頃は3月〜8月|最も迫力がある時期

蕪島の最大の見どころは、毎年春になると集まってくる大量のウミネコです。

ウミネコはカモメ科の海鳥で、猫に似た「ミャアミャア」という鳴き声が名前の由来です。

一般的なカモメと見分けるポイントの一つは、尾羽にある黒い帯です。

蕪島は国内でも珍しく、ウミネコの繁殖や子育ての様子を間近で観察できる場所として知られています。

ウミネコの年間スケジュール

  • 2月下旬〜3月:繁殖のため蕪島に飛来

  • 4月:つがいの形成、巣作り、産卵

  • 5月:多くの親鳥が卵を温める

  • 6月:ヒナが誕生し、子育てが盛んになる

  • 7月:ヒナが成長し、飛ぶ練習を始める

  • 8月:繁殖を終え、島から旅立つ

特に迫力を感じられるのは、4月から6月ごろです。

境内の周囲にもウミネコが密集し、頭上を何羽もの鳥が飛び交います。

5月には菜の花が咲き、黄色い花、赤い鳥居、白いウミネコ、青い海が重なる美しい風景が見られます。

ただし、10月下旬はウミネコの繁殖期ではありません。

すでに多くのウミネコが島を離れているため、春のような大群を見たい場合は翌年の繁殖期に訪れる必要があります。

少数の個体が周辺に残ることはありますが、季節によって見られる数は大きく異なります。

なぜ「株が上がる神社」?人気のお守りと御朱印

蕪嶋神社は、漁業安全や商売繁盛の神様として古くから信仰されてきました。

創建は1296年と伝えられ、江戸時代には八戸南部藩主の庇護も受けていました。

御祭神の市杵嶋姫命は、弁財天とも結びつく神様です。

蕪嶋神社が金運や商売繁盛に関心のある人から注目される理由は、「蕪島」という名前にあります。

「蕪(かぶ)」と「株」が同じ読みであることから、株価や人望、運気の「かぶ」が上がるという縁起が生まれました。

代表的な授与品が、「かぶあがりひょうたん御守」です。

ひょうたんをかたどったお守りで、商売繁盛や運気上昇を願う人に親しまれています。

また、ウミネコをモチーフにしたお守りや御朱印もあります。

青森県神社庁の案内でも、蕪嶋神社は御朱印の授与がある神社として掲載されています。

御朱印の種類や初穂料は変更されることがあるため、参拝時に授与所で確認してください。

ウミネコのフンが当たると幸運?会運証明書とは

蕪嶋神社には、ほかの神社ではあまり見られないユニークな風習があります。

それが、ウミネコのフンにまつわる「運」の話です。

八戸では古くから、ウミネコは漁場を知らせてくれる縁起のよい鳥として大切にされてきました。

そのため、ウミネコのフンが体に当たることを、運が付く出来事として受け止める風習があります。

実際にフンが当たった人には、神社から記念の「会運証明書」が授与されることがあります。

もちろん、フンが当たれば必ず幸運になるという科学的な根拠があるわけではありません。

地元で親しまれてきたユーモラスな縁起担ぎです。

繁殖期には頭上を多くのウミネコが飛ぶため、衣服が汚れることもあります。

帽子や傘を用意し、汚れても手入れしやすい服装で訪れると安心です。

また、境内周辺では卵やヒナを傷つけないよう、足元への注意も欠かせません。

ウミネコに餌を与えたり、巣へ近づきすぎたりしないことも大切です。

2015年の火災で全焼|2020年に再建された社殿

現在の蕪嶋神社は、一度焼失した後に再建された社殿です。

2015年11月5日の未明、神社で火災が発生しました。

社殿や社務所が全焼し、地域の人々が大切にしていた品々も失われました。

その中には、地元の小学生が描いたウミネコの天井画もありました。

火災後、地域の関係者が再建活動を始め、全国から寄付が寄せられました。

工事では、ウミネコの繁殖環境を守るため、繁殖期を避けて作業が進められました。

そして約5年の歳月を経て、2020年3月26日に一般参拝が再開されました。

新しい社殿は木造2階建てです。

屋根にはウミネコの親子が羽ばたく姿をイメージした意匠が取り入れられ、建物には青森ヒバや南部赤松など、青森県産の木材も使用されています。

再建された蕪嶋神社は、現在も八戸の大切なシンボルとなっています。

ウミネコを近くで観察できる蕪島休憩所

小さな子どもと一緒に訪れる場合や、鳥のフンを気にせず観察したい人に便利なのが「蕪島休憩所」です。

2015年4月にオープンした施設で、屋内の大きな窓越しに蕪島とウミネコの様子を眺められます。

館内には、ウミネコの生態や蕪島の歴史を紹介するパネルも設置されています。

蕪島休憩所の利用情報

  • 所在地:青森県八戸市鮫町鮫93先

  • 開館時間:9時〜17時

  • 12月〜3月:9時〜16時

  • 休館日:年末年始

  • 電話:0178-51-6464

また、近くには物産販売施設「かぶーにゃ」があり、八戸のお土産や軽食などを購入できます。

蕪島は、青森県八戸市から福島県相馬市まで続く「みちのく潮風トレイル」の北の起終点でもあります。

神社への参拝と合わせて、海沿いの散策を楽しむこともできます。

施設情報やアクセスは、八戸地域の公式観光サイト「VISIT HACHINOHE」で確認できます。

まとめ

蕪嶋神社は、青森県八戸市にあるウミネコの繁殖地として知られる神社です。見頃は3月〜8月で、春には数万羽のウミネコが集まります。株が上がる縁起のお守りや、フンが当たった人への会運証明書も特徴。2015年の火災を乗り越え、2020年に再建された社殿は八戸のシンボルとして親しまれています。


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