岐阜の鮎飯は、焼き鮎のうま味をお米に炊き込む郷土料理
2026年11月5日放送予定の『秘密のケンミンSHOW極』では、岐阜県民に親しまれている鮎飯(あゆめし)が登場します。鮎飯は、香ばしく焼いた鮎の身とだしをお米に炊き込む料理です。家庭で作るなら、岐阜県が紹介する米3合のレシピを利用できます。
特においしさの決め手になるのが、鮎の頭と骨を再び焼いて取るだし。身をほぐすだけの炊き込みご飯とはひと味違い、鮎の香りがご飯全体に広がります。ここでは岐阜県の郷土料理レシピに沿って、炊飯器での作り方を紹介します。放送で実演された独自のレシピという意味ではありません。
鮎飯の材料(4人分・米3合)
- 米:3合
- 鮎:3〜5匹
- しょうゆ:4分の1カップ(約50ml)
- 酒:大さじ1
- しょうが:適量
- 骨と頭からだしを取るための水:約550ml
調理時間の目安は約60分。鮎はそのまま生で米に入れるのではなく、最初に焼いてから身と骨を分けるのが特徴です。米は洗って浸水させ、ざるで水をしっかり切っておきます。
鮎の下ごしらえ|腹を取り、焼いてから身をほぐす
まず鮎の内臓を取り除き、魚焼きグリルなどで素焼きにします。表面にしっかり焼き色がつくまで加熱することで、炊き上がりの香ばしさにつながります。
焼けた鮎は身を骨から外し、食べやすい大きさにほぐします。頭と骨は捨てずに取っておきます。だしに使うため、身から小骨が十分に取り除けているかも確かめてください。
骨と頭でもう一度だしを取る
残しておいた頭と骨を再び火にかけ、表面が軽くカリッとするまであぶります。鍋に約550mlの水と一緒に入れて加熱し、煮立ったらアクをすくって火を止めます。
清潔な布や細かなこし器で液体をこし、骨片の入っていないだしを用意します。鮎の身だけでなく、頭と骨のうま味まで炊き込みご飯に利用する方法です。
炊飯器で炊く手順と水加減
- 浸水させて水切りした米3合を炊飯器の内釜に入れます。
- しょうゆ4分の1カップと酒大さじ1を加えます。
- 鮎のだしを注ぎ、液量を炊飯器の3合の目盛りに合わせます。だしをすべて使い切る必要はありません。
- ほぐした鮎の身を上に広げ、通常の炊飯モードで炊きます。
- 炊き上がったら千切りのしょうがを加え、身が偏らないようにやさしく全体を混ぜて器に盛ります。
鍋で炊く場合は、県のレシピではだし約525mlと調味料を合わせる方法が紹介されています。炊飯器の場合は鍋の分量をそのまま注ぐのではなく、米3合の水位を基準にするのが大切です。
おいしく作るコツと鮎の旬
ポイントは鮎を一度しっかり焼くこと、米を浸水させておくこと、しょうがを炊き上がりに加えることの3つです。しょうがを最後に混ぜると、鮎の香りを残しながら後味をすっきり整えられます。
岐阜県では木曽川、長良川、揖斐川などの流域で鮎の食文化が育まれてきました。天然鮎の旬は地域や漁期によって異なりますが、鮎飯を作るときは手に入る鮎の大きさに合わせて3〜5匹の範囲で調整できます。
岐阜の鮎と鵜飼の関係が気になる方は、長良川の鵜鮎が希少な理由と旬・食べられる場所も参考になります。
まとめ
岐阜の鮎飯は、素焼きにした鮎の身と、頭・骨から取っただしを炊き込む郷土料理です。米3合に鮎3〜5匹を使い、しょうゆと酒で味付けし、炊き上がりにしょうがを加えます。炊飯器でも作れますが、水加減は3合の目盛りに合わせるのがポイント。ひと手間かけただしの香りを、家庭でも楽しんでみてください。
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