小学生の手作り玩具から始まった発明が3年で大きく進化
2026年9月11日(金)放送のテレビ東京「所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!」では、3年前にホームセンターで出会った「小学4年生の天才発明家」の現在が紹介されます。番組予告によると、当時の発明品はさらにパワーアップし、今では大人たちに混ざって「ある業界の若きホープ」と呼ばれる存在になっているとのこと。小学生の自由工作が、その後どこまで発展したのかが今回の大きな見どころです。
この記事でわかること
- 小学4年生の天才発明家が最初に登場した2023年の内容
- 3年後に「業界の若きホープ」と紹介されるまでの変化
- 小学生が発明を続けられる少年少女発明クラブや発明展
- 発明好きの子どもが実際にものづくりを始める方法
2023年の初登場は「天才少年の手作り玩具」
![全国展] 第82回全日本学生児童発明くふう展 受賞者発表|一般社団法人広島県発明協会](https://i0.wp.com/www.hiroshima-hatsumei.jp/wp/wp-content/uploads/2024/05/%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%88-2024-05-28-110132.jpg?w=1256&ssl=1)
※画像は子どもの発明・ものづくりに関する関連イメージで、番組に登場する少年本人ではありません。
今回の「3年後」を理解するには、最初の出演を振り返っておくと分かりやすいです。
元になったのは2023年7月7日放送の「所さんのそこんトコロ」。テレビ東京公式の告知では「発明家天才小学生」、番組内容では「ホームセンターで突撃!何作るんですか?」の企画として「天才少年の手作り玩具!車内にログハウス!?」と紹介されていました。
2026年9月11日の番組情報では、さらに具体的に「小学4年生の天才発明家」と説明されています。そして「あれから3年…発明品が超パワーアップ」「今は大人に混ざり◯◯業界の若きホープに」と予告されています。
つまり今回取り上げられるのは、単に「昔テレビに出た子どもの現在」ではありません。小学生の頃から自分で考えて手を動かしていた少年が、3年間も発明を続け、その活動が大人の世界につながるほど成長しているところがポイントです。
番組公式情報では現段階で少年の氏名や「◯◯業界」の具体名までは公開されていません。そのため、ネット上の別の発明少年を当てはめるのではなく、ここでは公式に確認できる経緯を軸にしています。
「工作が得意な小学生」から一段進んだ3年後
2023年の紹介文に使われていた言葉は「手作り玩具」でした。
それが2026年には「発明品が超パワーアップ」「業界の若きホープ」と変化しています。この言葉の違いはかなり大きいです。
子どもの工作というと、夏休みの自由研究や遊びの延長を思い浮かべます。しかし「業界」という言葉が使われる段階になると、作品そのものだけでなく、技術やアイデアを継続的に磨いてきたことがうかがえます。番組は「大人に混ざり」とも予告しており、年齢だけで評価されるのではなく、大人と同じ場で活動する姿が取り上げられるようです。
2023年当時に小学4年生だったことを基準にすると、2026年は中学生年代に入る頃です。
小学生から中学生にかけては、使える工具や電子部品、プログラミングなどの範囲も一気に広げやすい時期です。最初は木材やモーターを組み合わせただけの工作でも、センサー、電子制御、3D設計などへ発展させることができます。
「完成品を買う」のではなく、「欲しいものがなければ自分で作る」という発想を小学生の頃から持っていたことが、3年後の成長につながった可能性があります。
子どもの発明を本格的に続けられる「少年少女発明クラブ」
日本には、ものづくりが好きな子どもが継続的に活動できる仕組みもあります。
公益社団法人発明協会が運営する「少年少女発明クラブ」は1974年に始まり、現在は全国47都道府県の200か所以上で活動しています。参加する子どもは約1万1000人、指導員は約2800人です。
これだけの規模があるのは興味深いところです。
学校の授業では、全員が同じ課題に取り組む場面が多くなります。一方、発明では「自分が困ったこと」「もっと便利にしたいこと」からテーマを見つけられます。
そのため、
「こう動かしたい」
「ここを自動にしたい」
「もっと簡単に使えるようにしたい」
といった小さな疑問が、そのまま発明のスタートになります。
今回の少年がどのような環境で活動を続けてきたのかは番組で注目したい部分ですが、日本には子どもの発明を一時的な自由工作で終わらせず、続けていく場所が実際に用意されています。
小学生でも全国レベルの発明作品を生み出している
発明協会では「全日本学生児童発明くふう展」も開催しています。
2026年度の応募対象は小学生から高校生など18歳以下。条件には「児童生徒自身の創意と製作による、新規で独創性に富む発明くふう作品」であることが明記されています。単なる模型や他人の作品をまねたものでは対象になりません。
実際の受賞作を見ると、子どもの発明だからといって内容は決して簡単ではありません。
第82回では、小学5年生の「日なたに置くだけ!蒸留水製造機」が内閣総理大臣賞、小学3年生の「パー力測定器DX」が特許庁長官賞、小学3年生のジャンボタニシを捕獲する装置がWIPO賞を受賞しています。
「身の回りで困っていることを見つける」
↓
「どうすれば解決できるか考える」
↓
「実際に作る」
↓
「失敗した部分を直す」
この繰り返しが、工作を発明へ変えていきます。
9月11日の「所さんのそこんトコロ」で紹介される少年も、3年間の間にこうした試行錯誤を何度も重ねてきたと考えると、発明品が「超パワーアップ」と紹介されることにも納得できます。
ホームセンターが発明の入り口になるのも面白い
そもそも、この少年を番組が見つけた場所がホームセンターだったことも重要です。
ホームセンターには、木材、ネジ、金具、モーター、電線、工具など、「完成品」になる前の素材が大量に並んでいます。
日本DIY・ホームセンター協会も小学生向けの「DIYこども工作教室」を実施しています。さまざまな形の木片から子ども自身が作りたいものを考え、必要に応じて接着剤や工具を使って形にしていく内容です。
興味深いのは、自由な発想を引き出すため、父母が工作そのものを手助けしないように進めるとしていることです。工具の安全な使い方はDIYアドバイザーが指導しますが、「何を作るか」は子ども自身に考えさせます。
完成見本をそのまま作るのではなく、自分で構想することを重視しているわけです。
ホームセンターで材料を見ながら「これとこれを組み合わせれば何か作れそう」と考える経験は、発明好きな子どもにとってかなり刺激的な時間になりそうです。
発明好きの子どもが実際に挑戦できる場所
今回の放送を見て「うちの子もこういうことが好き」と感じた家庭なら、まず大がかりな機械をそろえる必要はありません。
公益社団法人発明協会の「はつめいキッズ」から全国の少年少女発明クラブを探す方法があります。地域によって活動内容や募集条件が異なるため、近隣クラブを確認するのが第一歩です。
また、全日本学生児童発明くふう展は地域の発明くふう展などを経由して全国展へ進む仕組みがあります。2026年度も各都道府県で展覧会や応募受付が行われています。
日本DIY・ホームセンター協会の「DIYこども工作教室」も2026年度に各地で開催されています。
最初から「発明家」を目指す必要はありません。
壊れたおもちゃを観察したり、モーターで何かを動かしたり、日常の不便を一つ解決したりするところから始めるほうが自然です。今回の少年の3年間は、「好きで作り続けること」がどこまで成長につながるのかを見せてくれる事例として注目されます。
まとめ
「所さんのそこんトコロ」に登場する小学4年生の天才発明家は、2023年に「天才少年の手作り玩具」として紹介された人物です。3年後となる2026年には発明品がさらに進化し、大人に混ざって「◯◯業界の若きホープ」と呼ばれるまでになったと予告されています。
日本には少年少女発明クラブや学生児童発明くふう展、DIY工作教室など、子どもがものづくりを継続できる環境があります。
小学生のときにホームセンターで材料を選びながら始めたものづくりが、3年後には「業界」という言葉で紹介される活動へつながったことこそ、今回もっとも興味深いポイントです。
参考リンク
テレビ東京「所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!」公式サイト
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